読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法

タイトルにあるように、作者は東大医学部在学中に司法試験に合格。この本を出版した2019年はまだ東大生で、その後、医師国家試験に合格している。

司法試験を受験した動機は、医療に詳しい弁護士がいないから今後医療訴訟が増えるだろうということで受験したらしい。今は教育系Youtuberやタレントなどをしている。

 

内容はきわめてまっとう。普通のことをこまやかにつきつめてやっている。

全部で5章。「モチベ/逆算/技/受験/司法試験」(実際のタイトルはちょっと違う)。受験生向けに参考書の紹介があったり、司法試験の勉強法もある。

 

学校の勉強はその考え方が実生活に役に立つと言っている。その内容もそこそこあるため、勉強法だけを知りたい人には文章が若干ボヤけて見えるかもしれない。

 

内容は高校生と司法試験を受ける人向け。

社会人で普通の資格試験を受験する人には、ほかの人の資格試験の勉強法のほうが具体的なので、そっちのほうが読みやすいかも。

ただし、勉強の基本が書いてあるので、応用することはできると思う。

 

ほかに参考になったのは、「できる人に聞け、情報は複数の情報から判断、みんなが使っている参考書を使え(確率論で)」など。言われると当たり前だけど、こうして明文化されるとボヤっと感じていたものが意識できてよかった。

 

勉強法の本をいろいろ読んできたけど、結局は戦略的に勉強するために、目的からやることを逆算して、トライアンドエラーを繰り返していくことが基本なんだと思った。

 

 

内容:

PDCAサイクルをまわす
・モチベ→「メリットを感じる/やりがいを感じる(目的)/楽しい(できるループ・ゲーム化・好奇心・幸福度の最大化・優先順位と割切り)」
・逆算→ゴール決め(目的)→試験範囲をつかむ(量感・質感)、全体をつかむ→ …

 

メモ:

・目的はなんだったかを常に念頭に置き、その目的に沿った使い方をする ことは、すべてに共通して重要
・「自分よりゴールに詳しい人に教えてもらう」 こと
・複数の情報源から総合的に判断することが大切
・迷ったときは合格者の多くが使っているものを選ぶこと」
・全体像」と「それが全体のなかでどういう位置づけ」なのかを意識することで、勉強の効率は格段に上がり
・試験対策をするときは特に「好きなところ」と「出やすいところ」を冷静に分けましょ
・重要部分を見極めるコツを1つ紹介すると、問題を解いていくなかで共通点を見極めていくとよい、ということ
・一般的にインプット2~3割に対してアウトプットを7~8割の割合でおこなうのが最も学習効率が高いと言われてい
・講義というのはあくまで独学を補助するためのツールとして使うもの だから
・授業を受ける目的はずばり、「メリハリを押さえつつ全体像を把握すること」
・過去問の目標はあくまで「ゴールを知り、分析する」ところにあり(時期によっては時間配分の確認や力試しのことも
・「まとめノート」がよくない理由は2つあります。
・メリハリを意識してまとめることによって自分の理解を深められるかどうかが重要
・1単語を1分かけて1回チェックしていくよりも、1単語を10秒かけて6回チェックしていった方が、断然記憶に定着し
・教科書にマークをするときは、自分の知らない部分だけにマークするのがよい でしょ