読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

無理せず自然に成績が上がる勉強のトリセツ 東大生の合格手帳術

作者は現役東大生。

作者が手帳を使って受験勉強をどうやってきたか?という内容。手帳に書くことで色々なことを可視化して分析しようと言っている。本の7割が手帳術で残り3割が心の問題への対処法。

分析って自分じゃ甘くスルーしちゃうところがあるので、常に「なぜ」という意識でフィードバックしていく様子が参考になった。

作者が根性論じゃなく心の問題に丁寧に対応しているので、悩みやすい人にも良さそう。

 

メモ:

『少し頑張れる』方法をたくさん見つけておいて、それらを組み合わせることで日々を頑張れる」ようにするということです。

・まずは1日の時間を無視して思いついた勉強内容のすべてを書き込む

・書き込まれた勉強内容のうち、今日優先してやることではなかったり、あるいは取り組んだけれど、どうしてもその日のうちに終わらなかったりした場合には、その内容を取り組みたい日のスペースに書き写して

・「絶対期限」「少し前期限」を決めて書く

・3つの時間には必ず手帳を開くようにしています。 1 1日の始まりと終わり 2 予定/勉強内容の前後 3 新しく何かを思ったとき

・手帳に1日で取り組みたい勉強内容とスケジュールを書いてからその日を始めるという習慣ができると、自身が取り組むべきことが明確になります。

・1日の終わりには、手帳でその日を振り返る一言を書いておきましょう。

・書いてきた手帳を読み返し、自身の「クセ」を知る

・スキマ時間を勉強時間にしてみたところ、驚くべき効果がありました。それは、勉強の「時間」が増えたこと以上に、勉強への「体力」がつき、「モチベーション」も高い状態が保てるようになったということです。

「サボりそうになったときに手帳を開く」ということです。

・手帳を開いても、どうしても頑張れない。そんなときには、人から見える空間を手帳の時間軸から探して、その時間を勉強にあてて、

・私は受験時代、手帳の表紙の裏に「東大に合格する」と書いたり、「1秒先は自分の

・「目標を逆算して、さらに細かい目標と勉強内容に書き換える」こと

・小さな目標は抽象的なものでも具体的なものでもいいと私は考えています。大切なのは、その目標を見て、自分が頑張ろうと思えるかどうかという点だからです。

・「これからこうする!」といった「なりたい自分」を手帳で言葉にすることによって、ネガティブ思考を止め、夢や目標に変えることで前を向いて歩き始めることが大切

・つい後回しにしちゃう予定は、細分化して「小さな約束」に

・「なぜ」という理由を分析するということです。

・隣に座っている受験生にとってベストな勉強法や参考書が、自分にとってもベストだとは限りません。

・自分の「予定通り」とは「予定何割」のときなのかということです。

・計画通りに進まないとき、私はまず、手帳を振り返りながら「本当に頑張った?」と自分自身に聞いてみるようにしています。

・未来の自分が今日を思い出して苦しくならないよう、今の状況と気持ちを書いておくことが、今だけでなく将来においてもとても大切なのです。

・自分の現状について分析できたら、次に「実はこっそり縛られている何か」がないか探してみましょう。勉強に思うように取り組めなかったり、予定が少し辛かったりするときには、その勉強内容や予定そのものではない「何か」に理由があるケースも意外と多いからです。

・慌てているとき、ついおろそかにしてしまいがちなことを見直して、一瞬のゆとりを大切にしてみる。それだけで気づかぬところで積み重なり、たくさん背負っていたストレスがふっと軽くなることがあるはずです。

・「受験や勉強には自分らしさという要素がすごく大切」ということに気がつきました。

・「自分はどんなときに頑張れて、どんなときに頑張れないんだろう?」「自分に適した睡眠時間は何時間なんだろう?」「後悔するのに毎日何時間もゲームをしてしまう」「模試を受けて思ったこと」……などを手帳に書き込んでいくことで、自然と自分らしさが見えてきて、それを生かした勉強法や考え方を見出すことができます。

・自分にとっての頑張りやすい時間が見つかると、その時間を考慮したスケジュールを手帳で組めるようになります。

・自分らしい睡眠時間・生活時間を見つけてみてください。

・変化しなかったことから、「変化させたいもの」「変化させたくないもの」を分類

手帳の表紙の裏に「力が湧いてくる言葉」を書いておく
・大好きな人からメッセージを書いてもらう

・苦しさのなかでも光の存在を教えてくれるのは、先ほどお話した「小さな喜び」や「小さな好き」の集まりなのではないかと私は考えています。

「手を動かし続ける」という選択肢を思い出してみてください。

・眠かったり疲れたりしているとき、「今からたった5分だけ!」ととりあえず決めて、その5分だけ受験勉強を一生懸命頑張ってみると、集中できて勉強が進み、気持ちよくベッドに入れて、次起きたときも「勉強を頑張ろう」という気持ちになれ

・「今日はこれ!」と1日何か1つだけ決めて、それに全力で取り組んでいるうちに、苦手意識が少しずつ薄れていくということ

・何かモヤモヤする気持ちが生まれてしまったりしたとき、まず試してみてほしいのは「過去の手帳を振り返る」ということです。

・私は勉強計画の立て直しに加え、合格体験記を読んだり、新しい問題集を手に取ったりといった方法も活用しながら、手帳で自分の勉強計画と向き合うことで、心のなかに占めるモヤモヤの割合を少しずつ減らしていき、心に光の入る隙間を作れるように心がけていました。