読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

1分で効く! 下痢止めBOOK

著者は医師。

著者自身が過去に過敏性腸症候群IBS)になって、東洋医学などのあらゆる方法を試して効果のあった方法を書いている。

 

こういう本は大抵は同じ内容ばかりだが、著者が試行錯誤した医師であるため、目新しい方法がいくつも載っていて参考になった。また、私がやっている方法とまったく同じものがいくつかあり、実況中継や口の中で常温にしたり、エイブラハムを応用したりと共感があった。

 

メモ:

●自己紹介
・この本は、子どもの頃からお腹が弱かった医師である私が、医師と患者の両方の立場から、突如襲ってくる腹痛と下痢の症状──下痢型のIBS(過敏性腸症候群) ──と闘った私自身の「カルテ」であり、同時に「処方箋」 でもあります。

●他の病気の可能性
・「機能性消化管障害」の中の、IBS以外の病気である可能性も考えられます。 「機能性消化管障害」は、次の2つに分かれます。  ● 機能性腸障害……6カ月以上前から症状があり、なおかつ3カ月間症状が継続している  ● 機能性腹痛症候群……腹痛はあるが下痢や便秘の症状が見られない

IBSのポイント
・IBSとは、便意を決定づける「神経」「脳」「自律神経」、この3つが同時にシステムエラーを起こした結果の病態 ということになります。
・この胃や大腸の周囲にある腸管神経が知覚過敏を起こしてしまい、胃や腸がほんの少し動いただけで下痢や腹部不快感を引き起こされてしまう状態が、IBSなのです。
・ストレスやプレッシャーなどによって精神的に不安感が増すと、脳は知覚過敏の状態に陥ります。すると通常の便意、胃や腸のわずかな刺激に対しても必要以上に強く反応するようになり、その結果、私たちは強い便意や痛みを感じるようになってしまうのです。
・つまり、体の自動調整装置の役割をする自律神経は、体の不調だけではなく心の不調によってもシステムに狂いが生じ、その結果、腸の状態にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
・① 過剰なストレスを無くす  ② 過剰亢進した交感神経を抑える

●腸管神経
・腸管神経の知覚過敏」を改善する方法をお教えします。知覚過敏を抑えることとはつまり、「腸をいかに鈍感にするか」ということでもあります。
・① 排便の回数を減らす(無駄にトイレに行かない)  ② 冷えない体をつくる  ③ 睡眠をしっかりとる  ④ 東洋医学を利用する
・排便と排便のインターバルが長くなればなるほど、便から水分が抜けていき、便は硬くなるというさらなる効果があります。
・「不安だからトイレに行く」という行動は、IBSを乗り越えるチャンスを自ら捨ててしまっている行為にほかならないからです。
・本当に便意を感じてからトイレに行く ということから始めましょう。
・排便とは「腸管神経」と「脳神経」を自律神経で繋いだシステムですから、どちらかが過敏になれば、それに引きずられて、他のシステムも過敏になっていくからです。

●冷えと栄養
・あるIBS悪化原因調査では、冷えにより症状が2・83 倍悪化するとの報告がなされています〔*4〕。
・ミネラルが不足すると様々な健康被害が出ますが、その中の一つが、冷えであり、腸管の異常運動です。
・EPAは強い血液サラサラ作用(血管拡張、血小板凝集抑制、中性脂肪コレステロール低下作用など) があるので、血流が改善し、体温は上昇します。いっぽうDHAは脳の構成物質の一つであり、脳、神経、自律神経の機能安定作用を持っています。
・筋肉が増えれば増えるほど、私たちの体温は内部から上がっていきます。冷えにくい体を保つためには積極的に筋肉を増やしていくことが大事なのです。

セロトニン
・単に「ガムをかむ」でもけっこうです。ぜひ、自分に合った「リズム運動」を取り入れてみてください。その際、より効果を得るための大事なポイントは、5分以上行うことです。5分未満だとセロトニン神経は活性化しません。

●睡眠
・睡眠中はIBSが治癒している(=腸の神経過敏がおさまり、腸がリラックスしている) 状態である。
・実は「メラトニンにはIBSの改善作用がある」 という論文〔*9〕 が存在し、とりわけお腹の不快な痛みや膨満感が改善したと報告されています。
・眠いふりをすると、実際に眠気が起こり、スムーズに寝付けることが出来るというレポートがあります〔* 10〕。
不眠症の人は平均三時間しか眠っていないと思い込んでいるのに対し、実際の医学的測定による平均睡眠時間はなんと七時間近くあったというものでした。
・この研究者は「不眠者は、自分が眠れないという夢を見ていたのではないか」というコメントを寄せています。

●気持ちの持ち方
・ 不安は否定すべきものではなく、人生を安全に生きるための〝お守り〟 なのだと思えるようになりました。
・今立っているこの場所に意識のすべてを注ぎこむこと、「今を生きる」ことこそ、不安をなくし、ストレスをためない方法 なのです。
・今この瞬間、出来る限りいい気分で生きる。
・日常生活のなかで「ただ微笑む」。

●意識
・「少しお腹が怪しいな」と思ったとき、意識をお腹に向けると脳が過敏に反応し、さらに痛みを強く感じることになってしまいます。そんなときは、意識をお腹以外のものに向けましょう。なんでもいいから、目の前にあるものに集中し、これを実況中継してみるのです。
・お腹が弱い人は、つねにお腹の調子やトイレのことを心配してしまいますから、些細な腸の動きさえも敏感に痛みとして感じ取ってしまいます。その不安や緊張がストレスとなり、さらに下痢を慢性化、悪化させてしまうことは、これまでに何度も述べてきました。

●食事の工夫
・例えばアイスクリームなら、口の中で溶けるまで待ってから呑み込むようにします。そうすれば、アイスが温められて、胃や腸を刺激することが少なくなります。
・胆汁や消化酵素たっぷりの膵液でも消化しきれなかった脂肪が、小腸内で腸壁を刺激して多量の腸液の分泌を促し、さらに腸管内の水分を増やします。その結果、油の多い食事は、健康人であっても下痢を起こしやすくなるのです。
・油物を食べる前に野菜を多めに食べる ようにしましょう。
・コーヒーに含まれるカフェインには、腸を刺激して蠕動運動を促進する作用があり、下痢を誘発させることがある からです。
・アルコール(お酒) には、よい面と悪い面、両方があります。少量であれば消化酵素の分泌を増加させるとともに胃の動きを活発にして、消化管の状態を安定させてくれます。しかし、飲み過ぎてしまうと腸を強く刺激して、腸管における水分の吸収を阻害するので下痢を招きます。
・納豆が腸にとって素晴らしい食品である理由は、まず納豆が善玉菌たっぷりの発酵食品だからです。
・善玉菌の好物とは、こんにゃくなどに含まれるグルコマンサン、野菜や穀物に含まれるセルロース、リンゴやみかんに代表されるペクチン、海草のカルゲナなど、食物繊維、野菜や果物に含まれる甘み成分のオリゴ糖のことです。
・噛めば噛むほど腸は健康になる
・食事を心のストレスにするなということ

●急な腹痛を止める方法
・痛み刺激は、腹部の動きを低下させる働きを持っていることが、科学的にも証明されているのです。