読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

頭のいい人が話す前に考えていること

広告を見かけて読んでみた。

作者はコンサル会社を経て独立したマーケティングの会社の経営者。

タイトルからてっきり小手先のテクニック集かと思ったが違った。とても参考になって良かった。

 

メモ:

・怒りや恐怖など強い感情にとらわれると、愚かな行動に走りやすい 要するに、怒っているときは、だれでも頭が悪くなるのです。

・何かを言いたくなったときほど、逆に口を閉じる。 〝とにかく反応しない〟 ということが大事なのです。

・頭のよさは他人が決めるという前提に立ち、「他者がどのように思うか」を意識することこそ、知的で慕われる人が持つマインドの根本であり、思考の質を高めるために最も大切なことなのです。

・人はちゃんと考えて くれてる 人を 信頼する。

・人と闘うな、課題と闘え。

・頭のいい人は、議論の勝ち負けではなく、議論の奥にある、本質的な課題を見極めようとします。

・そして、 相手に伝わらなければ、話し方が悪かったのではなく、考えが浅かったと考える。

・コンサルに入ってまず、 簡単にアドバイスするな、意見を言うな、とにかく相手に話してもらえ、と徹底的に教えられました。

・人間は自分の話ばかりして、ベラベラ知識を披露している人に、知性を感じません。 大切なのは何かを話したくなったときに、〝それは相手のためになるか〟の視点で考えることです。

・自分の承認欲求は抑制し、他者の承認欲求を満たすことができれば、「コミュニケーションの強者」になることが可能 だということです。

・他者は褒めつつ、自分は「なんでもない人間です」という顔をするのが、コミュニケーション強者の態度であり、知的で慕われる人の態度です。

・では人はどのようなときに、他者を承認したくなるのでしょうか? それは、〝親切にされたとき〟 です。 つまり、結果を出した上で、他者に親切にできる人が、他者から承認を得て、信頼されるのです。

・コミュニケーションの強者は、承認欲求を満たしてもらう側ではなく、承認欲求を満たす側に回ることで、上手に信頼を得るのです。

・〝話が浅い人〟の特徴は3つあります。 1 根拠が薄い 2 言葉の「意味・定義」をよく考えずに使う 3 成り立ちを知らない。

認知バイアスが、つまり偏見や先入観や思い込みが強いと、頭のいい人には、話が浅く聞こえてしまい〝ちゃんと考えてた?〟という心証を持たれてしまいます。

・後知恵バイアスというのは、その結果を知ったから判断しているのに、あたかもその結果を知る前から予測していたように考えてしまう心理状況です。

・① 自分の意見と真逆の意見も調べる ② 統計データを調べる。

・頭のいい人は「この言葉を使ったら相手がどのような意味にとらえるか」まで想像して言葉を選び、定義が曖昧な言葉は使わないか、言葉の定義をはっきりさせることから始めます。