Kindle Unlimited で無料だったので読んでみた。
作者は整体院院長。
不調だった自身の経験でオイルが効くこと、合気道からアイデアを貰った合気術が効くことを発見し、オリジナルの整体を確立。
また、40年間治らなかったアレルギーが、リーキーガットを知り食生活を変えると克服。
「体・食事・噛み合わせ」の3つを主軸に不調の仕組みを紹介している。
てっきり首をゆるめる方法が沢山書いてあるのかと思ったが、仕組みがメインであるのと、首以外のことが沢山書いてある。一般に言われていることと違うことも載っているので面白かった。
主な内容:
大事なのは「胸鎖乳突筋」。奥に迷走神経が通っている。
胸鎖乳突筋が硬くなると迷走神経が緊張して次の症状が出やすくなる。
・胃もたれ
・食後の下痢、便秘、膨満
・だるさ、疲労感、抑うつ
・冷え、低体温、むくみ
・偏頭痛、頭重、めまい
・鼻づまり、鼻炎
・気管支炎、咳
首をゆるめるには
・胸鎖乳突筋をゆるめる→胸を開く運動が効果的
・胃腸にやさしい食事
・正しい噛み合わせ
メモ:
●身体
・体重72キロの男性がまっすぐに立つと、腰の椎間板にかかる圧力は66キロでした。ところが少し前かがみになると、235キロにもなりました。
・ストレッチは逆効果。硬くなった筋肉を柔らかくするには、縮めて揺らせばよいのです。
・体重を乗せて圧をかけると受ける側は無意識に筋肉に力を入れてしまい深部のコリがゆるまない。体重をかけないで圧をかけると100%深部に届く。
・手作業による筋疲労。
・親指を伸ばして握ると大胸筋の負担が最小限になる。できれば人差し指も伸ばしたほうがよい。
・ストレートネックの矯正は胸を上げる
・下部頸椎から肩甲骨にかけてゆるめると胸鎖乳突筋がゆるむ。
●オイル、マグネシウム
・お腹の張りはオイルをすり込む
・マグネシウムは神経の興奮を抑え、筋肉痛や偏頭痛を抑える。子宮内膜の炎症が激しくなる原因の一つが、マグネシウムの不足です。食品のマグネシウムの吸収率は低いが(マグネシウム剤はさらに吸収が悪い)、皮膚からは難なく吸収される。
・ミネラルローションをすり込むと細胞のATPを増やせる。ATPをつくるにはマグネシウムが必要だから。オイル(脂肪酸)もミトコンドリアでATPに変わる。ATPが増えれば細胞の老廃物が排出されて筋肉のコリがなくなる。
●食事
・リーキーガットの原因となる代表的な食品は豆類。レクチンが腸壁からゾヌリンを分泌させ腸壁がゆるむ。レクチンは豆とナッツ、玄米、全粒粉、雑穀などに多く含まれる。穀物は精製して食べるほうが安全。
・胃腸を良くしたければ一部の大豆食品(豆腐、豆乳、枝豆など)はできるだけ摂らない(納豆、味噌、醤油はOK)