東大首席卒業のテレビでもお見掛けする作者。
東大の受験勉強や司法試験で作者がおこなってきた勉強法を紹介している。
勉強というと、ほとんどの人は教科書や参考書を最初から順に読んでいくのではないだろうか。作者の方法は最初から最後まで一気に眺めるという事を繰り返し、教科書全体の解像度を徐々に上げていく。
本の50%が7回読みの解説、15%が数学への応用、残りが勉強する上での色々な事について書かれている。
先日読んだ東大出身者の資格勉強法では問題集をひたすらやる事を言っていたが、こちらの作者は教科書を全て覚えてこその問題集と言っていて、違うやり方を知れて面白い。とはいえ、先日読んだ勉強法と共通点もあって、一気に最後まで見て全体を把握する事のメリットと、全体を見る回数をこなして記憶に定着させていく所が共通している。
メモ:
・メリハリなく平板に眺めていくより、「このページ、面白そう」「このページ、なんか暗い……」といった感情をプラスするほうが、印象に残りやすいのです。
・テンポよく黙読するイメージです。
・数学で得点をあげるポイントは解き方のパターンを覚えることです。
・このうち英語と国語(現代文)の2科目は、7回読みをしても成果に結びつきづらい科目でした。
・私の経験でも、得意なことを軸にもってくると、苦手なこともそこそこできるようになります。
・人が一番集中できるのは、本当に追い込まれたとき。