読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

東大→東大大学院→600個超保有の資格王が教える 点数稼ぎの勉強法

作者はタイトル通りの東大卒の資格王。

内容は学校の勉強法についてが多いが、具体的に細かく書いてあるわけじゃなく基本的な大事なことを書いているので資格にも応用できる。

勉強法として、問題を多く解くこと、基本の用語はすぐに調べる、わからないことは一度とばしてみる、どこに時間をかけるか割り切りが大事、というような内容。

 

読むと至極当然の内容だし、作者が常に考えて対策してきたんだろうというのが分かる。

個人的には隙間時間の活用と他の時間に勉強時間を重ねるのが特に参考になった。

 

同じ作者のもっと具体的に書いてあるのがこちら。

yondabiboulog.hatenablog.com

 

 

メモ:

●苦手はない
・苦手というのは多くの場合、単なる思い込み・食わず嫌い

●教材
・試験での得点力を高めるために必要な教材は、 ① 目指す試験の過去問、あるいはそれに準じる内容の問題集 ② その問題を解くにあたり、今の自分に足りない知識・スキルを身につけるための本 だけ
・本書では、得点力を高めるための大きな軸として、「とにかく問題を数多く解く」ことを推奨し
・さまざまな問題集や模試に取り組むことによって、「違うルートから2回ふれた内容は、より記憶に残る」という効果もあり

●関連づける
・難しいことや複雑なことを理解しようとする場合、何か別の既知の枠組みに当てはめたり関連づけたりできないかと考えるクセをつけましょ
・このような何らかの「エピソード体験」と結びつけることで、強く記憶に残すことが可能になり

●変換
・できるだけイメージや図に変換して記憶するクセをつけましょ
・暗記・記憶というのは文字情報そのものを脳に刻み込む作業ではなく、「イメージを自分の中につくる」作業

●判断
・試験で結果を出すための戦略として重要なことは、「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を決めること
・・すでにじゅうぶんできている、わかっているところはそれ以上やらない ・目指す試験で配点がきわめて低い科目や分野はやらない ・細かい暗記事項が大量にあるわりには、出題される可能性が低いところはやら
・最低でも直近5回分の過去問を入手し、最初は解けなくてもまったく問題ないので、ざっとレビューします。レビューを進めるなかで、その試験での得点力向上にはつながりそうにないところを見極めて、「やらないこと」を決め
・すでに得点できているところを思い切って勉強の対象から外す勇気

●とばす
・勉強していてよくわからないところがあるとき、そこで考え込んでしまって、手が止まってしまうことはありませんか? そんなときは、自分の中で完璧に納得(消化)できるまで考えることはやめて、いったん飛ばしてしまい、まずはとにかく最後まで終わらせましょ
・そして、勉強のスピードが速い人と遅い人の差は、「わからないところで必要以上に止まってしまう」回数が多いか少ないか
・まずひとつは、「よくわからないところ」=「最終的に必ずクリアにしなければいけないところ」というわけでは必ずしもないから
・ふたつめの理由は、初読ではよくわからなくても、全体をざっくり勉強してからあらためて読んでみると、すんなり理解できることがしばしばあるから
・頭のいい人は、そのあたりの割り切りがうまいのです。戦略的に決めた「やらないこと」と照らし合わせて、試験では必要ないこと、得点力に影響しないことはスパッと切り

●基本用語
・基本的な用語こそ、早い段階でしっかり理解すべき

●解けない
・「問題が解けない理由」は、極論すると、次の3つしかありません。 ① 知識がない ② 知識はあるが最終的な解答を導き出せない ③ ケアレスミスをして
・教科書を一読しただけでは腑に落ちないところがある程度は残るのが当然ですから、「1周目で内容がすべて理解できるとは思わない」という心構えで勉強に臨みましょ

●見方を変える
・教科書のどの部分から出題しようかな」と考えながら教科書を隅から隅まで読んでいくということをやっていると、教科書の内容がびっくりするほどよく頭に入ってくるということ
・そこで、「自分がこの内容から試験問題をつくるとしたらどうするか?」を常に意識しながら教科書を読み進めるクセをつけることをおすすめし

●環境
・そして逆に、「こういう環境・状況では自分はとたんに勉強・集中できなくなる」ということをあらかじめ自分でわかっておくことも重要

●スキマ時間
・スキマ時間は、わずか数分から数十分程度の細切れの時間であるため、その制限があることにより「あと 10 分でやれるだけのことをやろう!」という意識が働き
・むしろ、積極的に「自ら意図的にスキマ時間を生み出す」のを習慣化することをおすすめし
・① トイレやお風呂に行こうとする前に、5分だけ勉強時間をつくる ② テレビのCM中は英単語暗記にあてる時間にする ③ 徒歩で移動中、ちょっとした読書によさそうなベンチやラウンジを見つけたら、 10 分だけ座って勉強する時間を
・いっそ他のことに使っている時間を勉強自体と重ねてしまうことをおすすめし
・ゲームプレイ中はかたわらに英単語集などの教材を置いておき、「ゲームプレイ中に発生するスキマ時間」にそれを少しでも読み進めるということをやっていまし
・また、ゲームをプレイしながら「過去の勉強内容を想起する訓練」もしていました。ゲームプレイの直前に勉強していた内容や、ゲームのスキマ時間中に覚えたばかりの内容を、本を見ずに頭の中だけで思い出せるかを自分でテストしてみるの

●可視化
・ダメな状態を可視化できれば、「やらなければ」という意識が生まれます。 自分の状況や進捗を可視化して初めて、現実的な反省や、戦略の練り直しができるようになるの

●中断
・私のおすすめは、「ちょっと難しい・ややこしいと思うところ」であえて中断することです。勉強中断後の息抜きや作業中に頭の中ですぐ復習したり、じっくり考えたりできるから
・次に勉強を再開するときもそのポイントから復習することになるので、「期間をあまり置かずに2回ふれる」ことによって記憶に強固に印象付けることができて、一石二鳥

●パターン
・「結局はパターンを数多く知っている人が勝つ」というのは、試験問題の解法パターンにだけ当てはまることではなく、勉強のやり方・パターンについても同じことがいえるの

●学校の勉強
・「挫折をとにかく避ける」という話を序章でしましたが、それが特にいえるのがこの数学という教科
・数学が苦手な人は、そもそも足し算や掛け算などの基本的な計算のスピードが単純に遅い
・「ケアレスミス」について、5教科の中でも特に気をつけるべきなのが数学
・理科で出てくる複雑な理論は、教科書の文字だけで理解しようとするよりも、図を活用するほうが確実に早いです。数式や文章だけの説明では理解しにくいことも、図で考えると一発でポイントがつかめ
・理科の勉強では、図版やイラストをふんだんに使っている教材を使うべき