読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

効率よく短期集中で覚えられる7日間勉強法

独学で東大に合格し、多数の資格試験に合格している作者。 

作者いわく「7日間勉強法の戦略のポイントは、『やらないことを決め、大事なことは後回しにする』 」とのこと。過去問を沢山やって分析し、やらないことを決め、試験直前は記憶に残りやすいので大事なことをするという勉強法。

 

私は7日間じゃ無理だけど、基本的な勉強方法として色々参考になった。作者の言うとおり過去問からやった方が楽しいし、分析方法や暗記方法など得る事が多かった。

 

 

 

メモ(6日間にやる事と前日にやる事を混ぜてメモってます):

・問題も、一つひとつ解きながら勉強していては、いくら時間があっても間に合いません。「解く」のではなく、「覚える」
・むしろ大事だからこそ後回しにし、直前に詰め込むのです。なぜなら、 直前に詰め込んだほうが、試験本番まで記憶に残っていやすい
・試験においては、これは「過去問分析」 にあたります。 攻略対象である試験の特徴や出題傾向を分析し、「受かるために何をすればいいのか」をまず把握

●合格点による試験の難易度

・私の経験では、合格基準点が6割程度ならかなり手を抜けますが、8割だと相当手強いと思ったほうがいい
・試験要項には「得点概ね7割以上で合格とする」など、絶対評価のように書かれていても、合格率が毎回ほぼ一定になるよう合格基準点が調整され、実質的には相対評価になっているという試験がけっこうあるのです。多くのメジャーな国家試験が、実はこれに当てはまり

●参考書の選び方

・このなかで、最も重要視するのは、やはり ② の過去問題集
・「読みやすい」と思えるものを選んで
・真っ先にするべきことは「正誤表の確認」
・正誤表は、たいていその出版社の公式サイトに掲載されているので、必ず見ておいて

●基本的な勉強

・できるだけ数多くの過去問に触れ、「問題」「解答」「なぜそうなるのか」の3点をしっかりおさえる
・テキストよりも「試験に出やすいところ」がはっきり
・問題形式のほうが刺激があり、頭に入り
・直前に詰め込むところ 細かい数字や固有名詞、図表、何回やっても覚えられない箇所、試験に出る可能性が高いので直前に改めて覚えなおしたい箇所など
・「解く」のではなく、「解き方のパターンをどんどん吸収する」ことに注力
・「確信をもって答えられるかどうか」で判断

●どんな過去問がいいのか

・解説のある過去問題集を選ぶのが得策
・最低でも直近5回分、できれば 10 回分は手に入れて

●過去問の傾向
・最初にざっとひと通り目を通しておきます。 この段階では、「ただ見るだけ」
・1ページ1秒くらいの速度でめくっていきましょう。よくわからないワードがあっても途中で止まらず
・よく出てくるキーワードをチェック
・よく出てくる言い回しは、それが攻略の糸口になることがあり

・過去に何回もまったく同じかたちで出題されている問題を「A問題」、過去にほぼ同じ内容で出題されている問題を「B問題」、それ以外のあまり出ない問題、その回でしか出題されなかったような問題を「C問題」と分類し

・A問題とB問題が全体の6割程度以上を占める試験は、過去問の勉強さえやっておけばじゅうぶん合格点に達することができます。ほとんどの試験はこれに当てはまり
・「公式テキスト」「公式参考書」が設定されている試験もあります。そのような試験の場合は、「過去問から何割出るか」と並行して、「テキストから何割出るか」も、同じように分析しておきましょ

・レベル1:とにかく過去問だけやっておく A問題の出題比率が6割以上の試験が該当
・レベル2:過去問をつかってポイントをしぼった勉強をする A問題、B問題の出題比率が6割以上の試験で、ほとんどの資格試験がこのレベル2に該当し
・レベル3:過去問は最低限おさえつつ、適宜テキストや副読本を活用する A問題、B問題の出題比率が6割以下の試験や、TOEICなど1点でも多く取るべき「スコア式」の試験、社会保険労務士(社労士)のように全受験者の上位○%に入らなくてはいけない相対評価の試験などが該当し

・レベル1のような、ほぼA問題しか出ないタイプの試験は、「やるべきところをしぼり、完璧になるまで過去問を繰り返す」 ことが重要
・逆に、レベル3のような過去問プラス α が必要な試験は、「少しでも多くの問題に手を出す」 べき

●切り捨てる

・テキストに書いてあっても過去問にない内容は、出題される可能性は低いので、思い切って捨ててもいいとわかり
・あえて捨てるポイントは、基本的に「時間や労力をかけても得点がほとんど見込めないところ」

●出題の可能性

・さすがに2回連続で同じところから出る可能性は比較的低め
・10 回のうち3〜4回は出題されているような問題です。このような問題は、直近の回で出されていても、また次の回も出される可能性が

●問題の作られ方、注目点

・解答が○の場合、解説文にはそれほど詳しい情報は載っていません。ただ、問題文をそのまま正しい記述として覚えるだけです。 むしろ注目したいのは、解答が×の場合です。どこがどう間違って×になっているのかというポイントをおさえたうえで、問題文と解説を読み込むように
・文章中のワードが別のワードに入れ替えられている ・文章中、正しくは「未満」であるべき箇所が「以下」になっている ・ 「○○しなければならない」となるべき箇所が「○○すればよい」となって

●理解できない部分

・たとえわからない状態が続いても問題ありません
・繰り返し見ることで自然にわかる場合が多いものです。本の後ろのほうを読んで、また前のほうを読むと、「ああ、こういうことなのか」とすんなり理解できることもあり

●暗記と回数

・ものごとを記憶するのに重要なのは、「回数」
・それでもなかなか記憶に定着しないのであれば、できるだけ間を置かずに、繰り返し触れるようにすること

●長文
・そのなかの「漢字」と「カタカナ」と「数字」だけ拾う ようにします。私はこれまでたくさんの問題集を見てきましたが、 重要なワードの9割は、漢字とカタカナと数字 だといっても過言ではありませ

●休憩

・途中で集中力が続かなくなることもあるかと思います。そんなときは、リフレッシュするために、まったく違う科目の勉強に切り替えることをおすすめします。休憩をとるのも悪くはないのですが、勉強をしない時間をつくるよりも、勉強そのものは継続したほうがテンションも持続でき

●暗記について
・本を閉じて暗唱できるか試してみましょう。本を見ながら勉強していると、「覚えたつもり」になってしまいがち
・全部の問題でこれをやろうとすると時間がかかるので、とくに注意しておきたい箇所、何回やっても思い出すのに時間がかかる箇所にしぼってやってみて
・「覚えたつもり」を避けるため、「空き時間に思い出す訓練用の問題をストックしておく」ことも、私は折に触れてやるようにしてい

●暗記の仕方

機械的に覚えようとしても覚えられないときは、意識的に感情や感想をもちながら読むようにしましょ
・覚え方が一つしかないと、それを忘れてしまったら思い出せませんが、何パターンかあればリスクが下がり
・「AはBである」という シンプルなかたちに直してその「A」と「B」だけ覚えるようにすれば、覚えるべき量は劇的に減り
・AとBの間に、たとえ無理やりでも何らかの共通点をもたせると、覚えやすくなり
・AはBではなく、Cである」で覚えます。混同しやすいダミーワードに注意しながら覚えることができますし、「へぇ〜、意外!」という感情が働くことで、記憶に残りやすいの
・単なる言葉(文字列)よりもヴィジュアルイメージのほうが記憶に残りやすい、つまり、忘れにくいということ
・まず覚えやすいところから覚えて 残りはそこからの対比で覚える 中身の多い図表を全部覚えるのは、なかなか大変な作業
・共通するものはまとめて
・今の時代、いちばん目に触れるといえば、携帯電話の待ち受け画面
・長いワードは全部正確に覚えようとせず、最初の数文字だけ、あるいは最後の数文字だけ覚えるようにし
・数字は概数の暗記でだいたい何とかなるのです。テクニックとして覚えておいて損はないでしょ

●試験当日

・当日の起床時刻は、試験開始の2〜3時間前が理想
・試験当日はすべての試験が終わるまで食事をとりません。飲料は適度に飲みます。
・試験開始時刻には絶対に遅刻できないケースでも、集合時刻に関しては守らなくても大きな問題はありませ

●試験の選択肢

・いくつか羅列されているもの(B・C・D)のなかに一つだけ変なものがまじっているので×、という確率が高いもの
・法規の問題なのに、明らかに法律の文言にそぐわない表現
・「〜できることは一切ありえない」と断定したりするようなフレーズなども、×であるケースが多いといえ
・仮にこの選択肢が正解だとしたら、ダミーの選択肢はこんなふうにつくるだろうか?」「仮にこの選択肢が正解だとしたら、そもそもあえてこんなことを問題にするだろうか?」と逆に考えてみると、ある程度選択肢をしぼれることがあり
・⑥〇肢×肢のつくられ方の傾向をつかんで攻略
・⑦ 明らかに初見の内容が出てきたら、その内容の正誤は判定できなくても正解
・こういう選択肢は、誤答に誘導するためにあえて意地悪でつくってあるだけです。「明らかにこの選択肢だけ内容が複雑だし文章が長い」というケースも