今月(2020年12月)だけワンコイン価格。
人に奢って貰うことを主な仕事?としている作者。
自分の大切なことを守るために、嫌なことをあきらめようと言っている。
作者の言葉
この本では「人生をもっとゆるく、豊かに、ラクに楽しむには、実は『あきらめる』が最強コマンドなんじゃね?」「じゃあ、その『あきらめる』を実践するには……」という話をしていきたいと思っています。
バリバリ稼ぎたい人には向かない本だけど、稼ぐ事や仕事に興味のない人には参考になる。
前作「嫌なこと、全部やめても生きられる」では作者の考えを、今作は「あきらめる」方法を具体的に書いている。
作者の考えを広く知るなら前作、ピンポイントで深く知りたいなら今作がオススメ。
どちらも良かった。
作中の「ウケる」をあらゆる場面で(心の中で)やってみたら凄いよかったので、それだけでも読んで良かった(笑)
メモ:
●あきらめること
・あきらめることは決して悪いことなんかじゃない。それは殺されないための技術であり、よりよく生きていくための教義
・「あきらめる」とは、自分自身が心の底から「本当に大切にしたいもの」を守り抜く力です。
●欲しがること
・すでに持っているから、欲しがっていると自覚していないし、手放せないだけなのである。
・人生がしんどくなる理由って実は明確です。それは、いろいろと欲しがりすぎているから。
・もっと具体的に言うと、その根本原因は「お金と見栄をあきらめられないから」
・なんでそんなに他人に評価されたい生き物なんですかね。その答えはシンプルで、「自分で自分を評価できない」から。
●リストアップ
・その最初の精査の基準は、「無理ゲーを自分に 強いていないか」というポイントです。
・欲しいものリスト作りの中で「~になりたい」「~が欲しい」「~したい」というものに直面したら、「自分が欲しいと思っているそれは、本当に自分が手に入れたいものを含んでいるのか?」と突き詰めて考えてみることが大事
・既成概念に 縛られなくてもいいし、自分に正直になって、自分が嫌だと感じる部分はどんどん避けていったほうがいい。
・「多くの人にとっては労働だけど、自分は働いている気がしない」とか「他の人にはご褒美だけど自分にとっては重労働でしかない」みたいな要素をちゃんと拾えると、しんどくなりようがないので、ラクに豊かに生きる道を進める
・こういう「人と違う個人的すぎる欲求とか変態性に気づけること」がめちゃくちゃ重要ってことです。
●親
・血のつながった親だろうが何だろうが、他者への期待っていうのは、その他者自身が一方的にしているだけのものなので、別に絶対応えなきゃいけない義理ってないんですよね。
・血がつながっているから「理解してくれるはず」というのは思い上がり、というわけです。
・自分が親と接しているときは、とある民族に社会科見学しに行っていると思えば、気に病んだり、腹も立ちません。
●食事
・純粋にうまいメシを食いたいならしばらく絶食するという考え方もある―― 何もお金をかけるだけがうまいメシにたどり着く方法じゃないし、結局食事って主観に左右されるってことです。
●他人
・そもそも他人の感情なんて自分からはコントロールできないんだから、「嫌わないでもらう」なんて無理なわけで、「人から嫌われたくない」なんて欲求は捨て置いたほうがいいのです。
・人間の脳って結構簡単だから、「なんか炎上してるwウケるw」「めっちゃ怒ってるじゃんwウケるw」って言ってたら、本当にウケるに変換されるようにできてるんですよね。
・だから僕は悩みや困ったことがあったら、「細かいことはわからないけど、とりあえずウケてみたら?」という荒療治を推奨しています。
・他人の意思を推し量ろうとするのは、「嫌われたくない」からなんですよね。
・でも、他人の真意なんて推し量ろうと推し量るまいと、どうせ本当のところはわかりません。
・結局、多くの人がなぜ人を叩くかというと、その叩く対象者が「自分の信じている常識」から外れていて、理解ができないからなんです
・つまりは反応してる人の問題なんですよね。
・要は、そんな自分の価値観を押しつけてくる人たちに合わせて、「嫌われたくない」を遂行しようとすることの無意味さに早く気づいたほうがいいですよ、という話なのです。
・他者に基準を 委ねて自分を押し殺し続ける姿勢では、一生豊かにはなれないとそろそろ気づきましょ
・「誰かと価値の交換をするときに、あげることでしんどくならないもの、減らないものを相手にあげること」 が大事になってくるわけです。
・だからこそ、会社、恋人、友人、家族との関係で、いま何だか消耗している気がする人は、自分の価値交換の内容を意識してみましょう。
●ほか
・結局のところ、僕は「笑える」ということ以上のことはないと思ってい
・想像力は知性の賜物。笑いたいときに、好きなだけ笑える人が「人生の勝ち組」です。
・あきらめられる人とあきらめられない人の本当の違いは、「恐怖を感じるか」ではなく「恐怖がフェイクだと知っているか」
・カロリー摂取と睡眠を欠かさなければ人間は生存できます。人間の維持コストはそれだけ。それだけなら年収 50 万円あれば守りきれるでしょ
・それは「あきらめた」自分を隠さないこと。
●死なないこと
・じゃあ「死なないように生きていく」にはどうすべきか。 「あきらめる」ことです。生きるのをあきらめないため
・それでも、いま死にたい人におすすめなのは「3年後に死ぬ」という設定で生きることです。「どうせ3年後に死ぬしなー。好き勝手やるかー。どうなってもいいやー」くらいにゆるく生きるわけです。