読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

なぜウチより、あの店が知られているのか?

SHARP公式のSNSSHARPが少し載っているということだったので、Kindle unlimitedで無料で読んでみた。(SHARPの部分はほんの少しで、ほぼ無いような感じだった)

作者はマーケティングプランナーと企画関係のお二人。

内容はSNSの情報発信や集客について。

前半6割くらいが「広告の基本、自社の強み、SNS発信」といった情報発信のあらゆること。後半4割がSNSでバズったお店のインタビュー。

SNS未経験だと後ろのインタビューのほうがとっつきやすくてやる気がでそう、SNSの発信をあるていど経験していたら前半が役に立ちそう。

 

個人的な話だけど、好きな化粧品があってSNSをフォローしたら商品と全然関係ない情報が発信され続けててフォローをやめてしまったことがある。小さな会社なので応援したい気持ちだったけど好きだった気持ちがしぼんでしまって(商品は良いので買い続けてるけど)、SNS担当者の適性って大事だなと思う。その会社にこの本を送りたい…。逆に大企業でもSNS担当者が物凄くフレンドリーでこまやかに対応してるのを見て、その会社が好きになり商品を多く買うようになったこともある。SNSって諸刃の剣だなと思う。

 

目次:

1章 正しく、いい感じに知られよう
・環境の変化によって、「知られる」ことはますます重要になっている
・ただし「知られ方」にもよしあしがある
・いい知られ方には「ブランドづくり」が不可欠
・「スモールブランド」の時代がやってきた
・スモールブランドはSNSで知られる!
・自分に合った知られ方をするために「客観力」を持とう
・主観と客観のバランスをとろう

2章 客観視で自分を知る
・客観力を高める近道は「他の人が好きなものを知る」
・客観力の身につけ方 STEP1 現在の客観/STEP2 ヒットの客観/STEP3 自分の客観/STEP4 客観のテスト/ケース 「鮨ほり川」の場合

3章 客観視で見えてきた商売を言語化する
・これかも?と自分の強みが見えてきたら
・広告のやり方を使って「価値規定」してみよう
・チーズケーキ専門店「KAKA」の場合
・オーバーサイズ専門ブランド「10dom」の場合
・世界的なブランド(スターバックス、ディズニー)の場合
・少し未来の「ありたき姿」を見つめておく

4章 あなたのブランドがSNSで知られるプロの技
・あなたを知ってもらう場所を決めよう
・基本編 SNS投稿の基本の4動作を身につけよう
・状きゅへん SNSで知られるプロの技17
・「Give&GIVE」で感謝されるアカウントになる
・「記念日・タイミング」を活かす
・「時間軸(歴史、過去)」を変える
・「超絶技巧」を示す
・「モーメント(その時の話題)」に乗っかってみる
・「制作過程のエンタメ化」
・「ネーミングインパクト」で注目度アップ
・「やりすぎ」で突っ込まれる
・「自虐」で共感・応援獲得
・「偏愛」で驚かせる
・「自分たちが損してもお客さんにメリットがある」ことを正直に伝える
・「逆張り」をする
・「1対1のコミュニケーション」で関係性を深める
・「質問する」ことで多くの声を集める
・「嘘のないHELP ME」を発信
・あえての「引き算」で逆に目立たせる
・「コラボ」する
SNSは人間の感情そのものであると考える
・人に言いたくなるか?をフォーマットで検証する
・悩んだら「ユーザーインサイト」を考えよう
・ここまでのまとめ 知られるための下地づくりと、知られるための方法

5章 事例インタビュー
・世界初のクラフトコーラ専門メーカー「伊良コーラ」
SNSを使って話題を呼ぶ、74歳のすし職人「鮨ほり川」
・誰かに言いたくなる店「不純喫茶ドープ」
・ストーリーで服を売る大学生「10dom」