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本とマンガの読書感想ブログ

しつこい不安感が必ず消える セロトニン復活ストレス解消法【対話版】: 脳と腸の仕組みから紐解く最短最善のメンタル改善手順とオキシトシン分泌法

Kindle Unlimitedで無料だったので読んでみた。胃腸ジャンルでベストセラーNo.1らしい。

 

作者は、自分自身や他人を実験台として色々試してきた素人のかた。
内容は、本の帯にある「バナナ食って整腸剤飲んでぬいぐるみ抱いて寝ろ」の解説(対話形式)。内容は薄いけど、その分やるべき事がわかりやすくて記憶に残るので、これはこれで良いと思う。

 

メモ:

●ストレス
・結局、職場を変えようとか他人の性格を変えようと思っても限界がある。だからこそ目を向けるべきは今置かれている環境じゃなくて、自分自身
・同じ職場環境でも、自分次第でストレスの度合いが変わる
・一つ勘違いしてほしくないのは、起きる出来事を無理やりポジティブに捉えろって意味じゃない
・何が起きてもダメージを受けない心身の状態を手に入れろってこと
・そういう不快な事象に対して「こいつは嫌な奴だ」と考えるんじゃなくて、「私はこういう最底辺に生息する重度の社会不適合者のクズっぷりを見せつけられるとコルチゾールが分泌されるんだな」と考えることで、あくまで自分自身の問題に置き換えること
・そもそも人間は自分よりエネルギーレベルの低い人間を攻撃する特性があるから、更に誰かから攻撃されやすくなってネガティブスパイラルに突入していくわけ

●ホルモン
・実は人間は過剰なストレスを受け続けると、脳の分泌調整機能が働かなくなって慢性的にアドレナリンやコルチゾール血中濃度が高くなる
・実は、慢性的にストレスを感じ続けていると、ストレスホルモンが枯渇してストレスを乗り越えられなくなる
・補足だが、慢性的なストレスによって過剰分泌されたストレスホルモンが脳に直接悪影響を及ぼすってことも明らかになって
・過度なアドレナリンは高血圧に繋がるし自律神経も狂わせる。コルチゾールは脳の記憶中枢である「海馬」を破壊して記憶力を低下させたり認知機能の低下や情緒不安定を引き起こす
・今度はストレスレベルそのものを軽減するホルモンの話をする。簡単に言えば「幸せホルモン」は「セロトニン」と「オキシトシン」の総称
・あくまでセロトニンは「平常心を保つための物質」
オキシトシンは「ストレスを希釈するホルモン」

●腸内環境
・腸内環境を整える ↓ セロトニンオキシトシンの分泌方法を実践する ↓ 日々のストレスが軽減され、アドレナリンやコルチゾールが適切に分泌されるように
・整腸剤  一応一ヶ月が一つの目安だと思ってくれ。第二の脳を直接改善するわけだから最初は違和感を覚えたり明確な効果を感じないかもしれないが、徐々に腸内環境のバランスが整ってくれば「あれ、そういえば調子いいかも」と感じる日が必ず
・「酪酸菌(らくさんきん)」が入っているものがおすすめ
酪酸菌が作り出す酪酸は大腸のエネルギー源となり、腸を活発に働かせて内容物を適切に移動させて
酪酸菌が配合されてるものの方が効果が実感しやすいと
・もちろん普段の食事でも善玉菌の餌は摂取できるが、バナナは善玉菌の餌になりやすいだけじゃなく他の効果も期待できるし、なにより継続がしやすいから、メンタル改善にはうってつけの食品と
・でもいずれにせよ「楽しく食べる」っていうのはすごく重要だ。同じ食品でも幸せな気持ちで食べればセロトニンオキシトシンが分泌されストレスは軽減される。
トリプトファン」と「ビタミン B6」を送り込むことで毎日セロトニンを作り続けることができるってこと

●思考
・脳は意図的に思考をストップさせてやることで情報が整理され目の前の問題解決能力が飛躍的にアップするん
・つまり「触覚」のみに全集中して、あれこれ考えるのをやめてみるだけで
・眠れないなら眠れないで全然いいんだ。「眠らなきゃいけない」って気持ちを捨てるだけで相当楽になる

●ほか
・あと、ホメオスタシスの話も忘れるなよ。絶対どっかで違和感を感じる場面がくると思うが、それがきたらラッキーサインだ。ホメオスタシスの発動は新しい自分に切り替わるサインだと思ってもらえば概ね間違いない