振り向いてくれない彼に１ミリも迫らないで恋に落とす本 Enter his Brain!

振り向いてくれない彼に１ミリも迫らないで恋に落とす本　Enter his Brain!

好きな人を落とすためのハウツー本。

作者は恋愛カウンセラー。

男性目線で男性心理と落とし方を書いている。

男性の落とし方と言いつつ、最初は復縁する方法について。
片思いの相手を落とすのは復縁する方法と同じだとか。

復縁したい女性がどうやって印象を良くするか、コミュニケーションを取るか、片思いの女性と状況が似ていて両者の参考になる。

本では一貫して、フラれたらさっと引いて沈黙しろ、その気を悟らせるな、付き合うまでヤるなと言っている。

作者のブログでも、本と同様の内容を部分的に読めるので、そっちを読んでもいいかも。ただ、本のほうがまとまっていて読みやすい。

全部やろうとするとしんどい。でも、落としたい人がいるなら頑張れるのかな。逆にそのままのあなたを受け入れてくれる人を選ぶのも選択肢と作者は言っている。

面白かったのは恋愛指南書について。

「『気まぐれに断れ』『毎回行くな』などと書いてあるものがありますが、それは『彼にとってその女性の価値が高いとき』あるいは『下心が完全にバレているとき』だけです 」
「世の中の恋愛指南書のほとんどは、セックス至上主義で、察する能力が低い、男子校系の男性がターゲット になっています」

たしかに！
指南書に当てはまらない場合が結構あるよなあと常々思っていた。

あと、よくある男性に頼れってやつ。

「頼られてうれしい範囲というのは、彼にほとんど労力をかけさせず彼が役立ったと思うようなこと です。」

たしかに！

女性に頼られて負担になってる男性を見かけるので…その男性たちから愚痴を聞いたりしてて…、男性を頼れという指南に本当か？っていつも思っていた。
要は男性が即答できること、語りたいこと、日常動作くらいの軽くできる行動で、俺って凄いだろっ！てなる事を頼ろうということか、と腑に落ちた。わかりやすい。

逆の立場なら、頼ってくる人って超面倒なんですけど…って思ってたから納得。

メモ：

●相手を知る
・彼が「彼の世界」で感じているであろうリアルな感情をあなたが体感することが重要 です。
・相手の心を知りたいのなら、彼の心の中に入ってみること。 そうして、「彼から見たあなた」を想像するように肝に銘じましょう。

・人は、罪悪感を与える相手を嫌いになります。
・心に余裕のない人は、たいてい利己的でわがままになります。

●振られるタイプ
・パターン１　彼女の存在が重すぎる。肩の荷を下ろしたい 　 パターン２　自分の夢を達成するのに、彼女の存在が邪魔
・パターン３　彼女とつき合う理由がない。時間や労力の無駄 　 パターン４　ほかに好きな人ができたので、邪魔になった

●復縁には
・復縁したい場合、次の４つの目的を念頭に置いて行動します。 　① 彼から見たあなたのネガティブなイメージを消す 　② 彼にとってあなたは魅力的な女性だと思わせる 　③ 彼があなたのことを味方（仲間）だと思うようにする 　④ 彼にあなたを放っておけばどこかに行ってしまい、二度と戻ってこないという気持ちにさせる

●印象
・私たちの〝経験〟に対する印象とは、その経験の「ピーク」（山の頂点と谷底）と「エンド」（終了時）の印象で決まる という法則です。
・人間関係において理由や正当性は重要ではありません。重要なのは、彼があなたをどういう人物だと思っているか、それだけです。

●魅力
・次の４つの魅力を身につける必要があります。 　① 性的な魅力 　② パートナーとしての魅力 　③ 結婚相手としての魅力 　④ 自由を邪魔しない魅力
・性的な魅力は、「美しい顔とスタイル」「若さと健康」「幸せにできそう感」「女性らしさ」「非日常と非現実」「手に入りそうで入らない距離」の６つで構成 されています。

・性的な魅力の話の最後にお伝えしたいのが、「手に入りそうで手に入らない距離」 です。
・「パートナーとしての魅力」を具体的にいうと、一緒にいて「安らぐ」「楽しい」「疲れない」「飽きがこない」 ということです。
・「結婚相手としての魅力」には、「実年齢が若い」「経済観念がある」「家事や育児が得意そう」「世間体がいい」「妻の役割を果たしそう」「保守的な考えを持っている」 などがあるでしょう。
・自由とは、時間の自由、夢を追い求める自由、労力やお金の自由です。それらを邪魔しない女性に魅力を感じるのです。

●距離感
・相手の心を開かせる第一歩としては、彼を一切問い詰めないこと。
・あなたが彼に近づく行動をとると、彼の心は遠ざかっていく のです。 　ただし、これには例外があります。それはすでに彼があなたを「つき合いたいくらいに好き」な場合です。
・一方、 ほとんどの女性は、自分の彼への気持ちを気づかせるべきではありません。 気づかれれば彼は冷めてしまいます

●男性
・基本、男性は本音を言わないということは覚えておきましょう。
・男性は「好きだけど、つき合うほどじゃない」とか「好きだけど、結婚するほどではない」と、女性に対する「好き」を段階に分けて考えているのです。
・多くの男性はモテたがっています。モテたくてモテたくて仕方がありません。
・多くの男性は、会話で女性を楽しませようとしているということです。

●心をつなげる
・彼と「恋愛以外の理由で長期間一緒にいられる」かつ「心がつながる」場をつくる ことです。
・１つ目は、一瞬で伝わる価値。たとえば見た目です。 　２つ目は、数週間かかってわかる価値。たとえばノリのよさや楽しさがあります。 　３つ目は何ヵ月もかかって、やっとわかる価値。ここには誠実さや人柄、飽きのこない性格があるでしょう。　
・心がつながりにくい場に、彼がいる場合はどうするのか？　それは、 彼が自分のプライベートの話をするように仕向ける ことです。

●コスト
・人は価値を感じていないものにコストをかけることを、苦痛に感じます。苦痛を与える相手を人は嫌いになるでしょう。ここでいう コストとは、お金、労力、時間、そして気遣いなどの心のエネルギー を指します。
・片思いの彼を手に入れたいなら、 相手にコストをかけさせずに、価値を与えていくことが重要 なのです。

・メイクの技術を磨きましょう。 ポイントは、女性が好むメイクではなく、 男性が好むメイクにする ことです。
・男性が女性に期待していることを一言でいうと「女性らしさ」 です。 　具体的に言えば、「癒やしを感じる」 ということです。
・この女性と話していると、 癒やされる。 　この女性と話していると、 楽しい。 　この女性と話していると、 自信がつき元気になる。 　この女性と話していると、 自分の弱い部分も受け入れてもらえそう。
・彼の話すスピードや間のあけ方を見て、それより少しゆっくり話しましょう。
・自分が興味のある人の好きなものには興味を持つ ようにしました。

●かわいげ
・このかわいげというのは、男性でも女性でもそれを持っている人がモテます。
・人の心をつかむのがうまい人は相手より劣っていると思わせます。 あなたは彼に、自分を賢く見せる必要はありません。
・そもそも、人は他人の話に興味がありません。他人の意見などどうでもいいのです。
・人懐っこく、物怖じをせず、いい意味で気を遣っていないようなふるまい をします。 相手に人として好意を持っていて、親友のように気を許していて、少し空気が読めない鈍感さゆえの積極さがあります。
・④ 素直 　かわいげのある人は、打算的に見えません。
・⑤ ほどよく頼ってくる
・頼られてうれしい範囲というのは、彼にほとんど労力をかけさせず彼が役立ったと思うようなこと です。
・自分磨きをしている女性、仕事でがんばっている女性、高い地位を得ようとしている女性は、その努力の結果、かわいげを失ってしまいがち でしょう。

●男性のタイプ
・セックス至上主義か非セックス至上主義か、察する能力が高いか低いか、男子校系か共学系かを、僕は恋愛相談を受けるときに意識しています。
・女性から告白してもいいのは、非セックス至上主義の男性と本気で結婚したがっている男性の２例だけ

●好きにさせるステップ
・好きにさせていくステップは、いきなり恋人を目指すと失敗します。 これは多くの女性が失敗する理由の１つです。
・いきなり恋人を目指すのではなく、まずは友達を目指す のです。
・彼があなたを好きになるには、居心地のよさや魅力を、いつの間にか警戒心なく感じ、いつの間にかあなたとの楽しい時間を過ごしているうちに、徐々に興味を抱かせる という必要があります。
・男性とつき合うには、 ひとりに集中するのは得策ではありません。複数の男性に、具体的には５～ 10 人くらいの男性に同様のアプローチをして、一番うまくいった男性とつき合う と考えておいたほうがいいです。
・恋愛関係において、正義や道理などは無意味 なのです。正義や道理を重視する人ほど、恋愛で苦しむでしょう。

●ほか
・男性という生き物を知らない女性 は、相手の男性が暇つぶしに女性に好かれるためにしているやさしさを本気にしたり、手に入った距離にいて関心がなくなっているのを、愛情が足りないから冷めているのかもしれないと思ったりして、誤った行動をとります。

・そのお金を私に使ってよ！」と不満を蓄積し、 彼に不満を言う「訓練」をしてしまう のです。

・満たされたいという欲にしたがって、もっと幸福を、もっと完璧をと目指せば、あなたはいつまでたっても幸福になれず、彼を疲れさせてしまう
・それらすべてが彼なんだと受け入れることで、平穏で長続きする恋愛関係でいられるでしょう。
・あなたを幸せにできるのはあなたしかいない という
・彼をモノやサービスと考えず、仲間（人）と思うことをすすめます。そうすることで、彼もあなたを大事な人として扱い、ふたりで幸福になろうとするでしょう。