作者は結婚相談所の所長。
タイトル通り、成功者の妻が捨てられる理由と成功者の浮気について書いている。
作者の婚活本が明るく楽しかったのでこちらも購入したけど、この本は真面目で全体的に暗い感じ。救いがあまり無いような…って気がする。
内容は、捨てられる妻には3タイプあり、どのタイプも夫の成長に付いていけてないことが理由となっている。そのため、夫の成長に付いていき、今の夫の姿を見ることをオススメしている。ただ、具体的なやり方の解説が少ししかないので、同じやり方をしても感覚を間違うと逆効果な気がする。ただ、言ってることは納得。
架空の読み物で例を挙げ、解説する形式。
持論を何度も繰り返している。
タイトルは糟糠の妻だけど、浮気や愛人について多く触れている。
愛人をつくるタイプの男性のチェックリストや、愛人をつくらないタイプのチェックリスト、証拠を見つけたときの対処法や愛人を別れさせる方法などもある。
読んでると、なんか暗いエネルギーを感じるのは、男性に対しての諦めというか割り切りのようなものが作者にあるせいだろうか。書きたいと思って書いてない気がする。。。
メモ:
・夫を奪われた糟糠の妻のタイプは大きく分けて3つある。 1つ目は、「木綿のハンカチーフ妻」 だ。簡単にいえば、「昔のあなたがよかった」と夫の成長を認めないタイプの妻である。 2つ目は、「無意識でつかんだ玉の輿妻」。無意識というべきか、無自覚というべきか、とにかく気づいたら夫と釣り合わない状態になっている妻を指す。 最後が、「捧げ尽くす妻」 である。とにかく捧げることばかりに頭が行って、結果として成功した夫から与えられることを素直に喜べない妻のことだ。
・男性は、いつでも「尊敬されたい」という願望を持っている。だから「昔のあなたがよかった」というメッセージは、努力してきた成功男には屈辱的 なのだ。
・しかし、 糟糠の妻は、男性が望む世界に馴染めなければ、男性が望む世界にいる愛人女性に略奪される危険性が高い
・夫から与えられることを喜べなくなる妻もいる のだ。 こうなると、夫は素直に「ありがとう」と言ってくれる愛人を探し始める。
・夫に捨てられてしまう3つのタイプの糟糠の妻には、実は共通点がある。 それは、 夫にとって「つまらない存在」になっていること だ。
・たとえ 成功男が不倫をしたとしても、必ずしも家庭を捨てるわけではない。むしろ糟糠の妻を捨てるケースのほうが少ない。愛人よりも妻を取る。
・そもそも、 成功男は、愛人と家庭を作ることなんて最初から望んでいない。
・トロフィーワイフ症候群の男性は、糟糠の妻を簡単に捨てる。
・成功男を支え続けるだけの器を磨いてきた女性を、そのほかの男性が放っておくわけがない。だから、彼女たちの中には、また新しい恋愛や結婚生活で幸せになる女性も多い。
・結局、 トロフィーワイフ症候群の男性と結婚をすると添い遂げられない可能性が非常に高い ということだ。
・多くの糟糠の妻にとってはいつまでも成功前の夫 なのである。
・今の自分の実力に見合った尊敬を求めている のだ。ここで慢性的な妻への不満が生まれる。
・成功男たちは、堂々としているように見えても、常に不安と戦っている。不安を解消するために努力を続ける。
・感謝の気持ちと、どんなことがあっても軽蔑したり非難したりしないという誓いの気持ちを伝える のである。
・成功男は特に、未来へ未来へと気持ちが向かっている。過去の話を何度も蒸し返されると嫌気がさしてくる。このさじ加減を間違うと、夫婦生活が破たんする危険性もある。
・夫は「なにをしているのか」よりも、「 なにを感じて働いているのか」を分かち合いたいと思っているのである。
・夫が変わっていくことを受け入れ、自分も夫とともに変わっていく──そんな努力ができる妻こそ、捨てられない妻となることができるのだ。