読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

1分でわかる敏感な人のための自律神経まるわかりBOOK

Kindle Unlimitedで無料だったので読んでみた。

作者は日本初の自律神経専門の整体師。
自律神経による症状や原因などを解説している。イラストが豊富であっという間に読める。

何らかの影響(悪い姿勢が続く、同じ動作が続く、ストレス、緊張など)で交感神経の優位が続くと筋肉が緊張し内臓が弱くなって症状として出ることが多い、という原理。

姿勢、運動、食事、睡眠、考え方、ストレッチ、呼吸法などで改善。

症状と原因に心当たりが沢山あって、とても参考になった。読んでよかった。

 

 

メモ:

●症状と自律神経
・めまいや耳鳴り
自律神経の乱れで筋肉のこわばりが続くと脳髄液の流れが悪くなり行き場をなくした脳髄液が内耳に流れ込んで引き起こす

・腰痛や肩こり
自律神経の乱れで筋肉が緊張し歪んだ腰椎が神経を圧迫したり内蔵の働きが弱くなり腰を圧迫する

・不眠
自律神経の乱れでリラックスできなくなり眠れなくなる

・胸の苦しみ、ざわざわ
緊張やストレスで交感神経の働きが強まると内臓の動きが悪くなり、特に胃が弱っていると収縮して胃が上がり肺の動きを邪魔して呼吸が浅くなり胸の苦しみを感じる。背中や肩の筋肉の緊張でも胸の違和感

・胸やけ、膨満感、下痢、便秘
交感神経が優位になり内臓の働き、胃腸が弱まると起こる。また大腸の働きが弱くなる原因にカフェインや甘いものを沢山取ることがあげられる

・手足の冷え、一部だけ汗
自律神経の乱れ。一部だけ汗は交感神経が活発で血管が収縮し血圧が上がり上半身に血液が集中することが原因

・頭痛、喉の違和感
交感神経の働きを強め、筋肉を緊張させ頭痛。喉の周りの筋肉が緊張すると違和感

・気候の変化に弱い
気圧が下がる(雨や台風)と内臓や血管が膨張。交感神経の働きが強く内臓が弱っていると臓器が膨らんで働きが悪くなる。また気圧が下がると脳髄液の圧力が増して脳の神経を圧迫して頭痛

●敏感な人
HSP(敏感な人)と自律神経失調症は相互に関係しあう
・敏感は人は人よりもストレスを受けやすく、ストレスにより交感神経が活発に働くと筋肉や内臓の働きに影響し、やがて自律神経が不調になる
・ストレスを抱えている人は気にしすぎが多い。体調を気にし過ぎたり。考え方のクセなので、朝起きたら「絶好調」と自分に言い聞かせてクセを変えていく

●見直す習慣
・姿勢、運動、食事、睡眠、考え方
・敏感な人は姿勢に注意
・首、肩まわりのストレッチ
・自律神経を整えるには胸式呼吸
・同じ姿勢や動作を続けることが自律神経を乱す原因になる。こまめな休憩が大事

●睡眠
・寝る1時間前に風呂、オレンジ色の光で副交感神経の働きを促す

●食事
・カフェインは自律神経の大敵。交感神経の働きを高めてしまう
・血糖値が上がると内臓が疲れる
セロトニンの分泌を促す食べ物(トリプトファン(タンパク質)、VB6、炭水化物)
・塩分は腎臓に負担。腎臓が弱まると冷えやほてり(ホッとフラッシュ)、むくみ、過敏性腸症候群、腰痛。胃も弱くなる
・たばこは自律神経に悪影響

●メンタル
・ストレスは徐々にたまり、ある時症状になって表れる
・論評や批評をやめる

●整体が効く理由
・体を楽にすると心も前向きになる