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『普通』の結婚が、なぜできないの?

『普通』の結婚が、なぜできないの?

『普通』の結婚が、なぜできないの?

 

婚活本。

作者は結婚相談所の代表。

婚活時に毎回メモを取って自己分析し、冷静に判断しようという内容。
面白かった!

 

婚活の事実をデータを引用しながら書いている。
婚活中の人は知ってることだろうけど、事実がかなりショック。

 

ただ、内容が客観的に冷静に書かれているのと、万人ができる具体的なやり方(メモを取ること)が書いてあるので救われる。

婚活した人の実際のメモなども載っていて参考になる。

 

メモを取って改善する方法なので、書く作業が嫌じゃない人向け。
私の勝手なイメージだけど、学歴のある人やオタク気質の人、文学少女とか…書くのが好きな人や分析タイプの人には特にオススメ。

 

 

ただ、この本も「結婚にいたらない理由は人によって違いますから、この本のなかで私がピンポイントで答えを出すには限界があります。」とあるので、ピンときたらやるといいんじゃないかな。

 

 

個人的には短所から長所を見つけていく方法が参考になった。
長所って難しいから…周りの人のレベル次第で長所になったり、ならなかったりするので、正直自分の長所なんて分からない。
本に具体的な長所が書いてあったので、このレベルでいいのか!と参考になった。

 

 

 

 

 

メモ:

●普通とは
・「普通の男性と普通の結婚でいい」 という女性も増えてきました。でも、みなさんが求めている「普通」は、じつは「普通」ではないのです。
・あなたが目の前の男性を「いまいちだな」と思っているとしても、周囲からは「ふさわしいカップルだな」と思われている 可能性が高かったりします。さらに、もしかしたら相手も、あなたことを「いまいちだな」と感じているかもしれません。
・年収500万~600万円未満の 30 代独身男性は、わずか6・2%とのこと。
・婚活している男性の平均年収は、400万~500万です。300万円台でも結婚願望のある男性はいますが、年収の面から相談所に登録できなかったりします。とくに 30 代前半ですと、500万円以上かせいでいる男性は、かなりすごいほうです。
・つまり、結婚してもしなくても、自分の生活レベルは基本、自分がかせげるレベルのみで考えるべきです。
・男性の年収や貯金だけで結婚を選んだ人は、不幸になりがちです。男性がずっとはたらいてくれる保証がないからです。男性の年収ありきで結婚してはいけない、という見本のようなエピソードでした。
・いまの自分のレベルからは変わらないと考えて、相手を探すことを心がけましょう。結婚のチャンスが、確実に増えます。

●過去の栄光
・そもそも、過去の栄光にすがっている人ほど、悲しいものはありません。
・以前の交際相手や結婚相手を基準にするはやめましょう。そのときのあなたにとっては「普通」だったかもしれませんが、いまの自分という現実を見てください。

●年齢
・婚活男性は、統計をとるまでもないほど「 20 代」をご希望されます。
・「 32 歳までですね」と返ってきます。そこで、年齢はストップするのが現実です。
・平凡なルックスの 28 歳と、美人の 33 歳だったら、 28 歳が選ばれやすいという
・子どもを望まれる男性からすればなおさらです。それも「2人は欲しい」という男性ですと、どうしても 32 歳がリミットになるようです。
・若さの上限は 32 歳までと言っているものの、それは自分も女性を気に入ったケースで、女性からアプローチされる場合は、やはり 20 代がいいのでしょう。   女性は 30 代に入ると、男性の対象年齢を「自分より5歳上」に上げなければならなくなります。
・婚活アプリも、プロフィールには年齢が記載されていますが、男性曰く「年齢よりルックスを見る」そうです。 アプリは相談所と違い、結婚にすぐ直結するものではないので、許容が緩くなっています。 とくに、ルックスに自信がある人なら、利用してみるのも手です。

●性格
・明るさや包容力など、性格のよさが際立っている女性は、婚活していくなかで複数の男性からアプローチされます。 しかし「普通に性格がいい」というレベルでは、残念ながら、ただの女性としか映りません。
・年齢を重ねた方は、経験値が増しています。ですから、ちょっとしたことで、嬉しさを表現しなくなりますし、自分でも気づかないうちに感情が乏しくなっています。   そういった女性は、少しくらい綺麗であっても、男性にとっては魅力的に見えません。
・一般論ですが、男性は察する力が女性に比べて弱いので、感情や気持ちが見えやすい、明るい女性のほうが安心すると思います」 という感想コメントをいただきました。

●優先順位
・ただ、いちばんに優先されるのは年齢、次に見た目、3番目に妻力で、年収はこの3つがない場合の最終手段だということを忘れずに。

●メモ
・お気に入りの手帳を見つけて、自分の婚活を「メモ」するだけ。
・ブログは、ほかの人に見てもらうことが前提なので、少し力が入ってしまいますよね。まずは気軽な日記の感覚で大丈夫です。
・自分の気持ちを書き出すだけで、心のなかで思っていたことや、頭のなかで考えていたことが明確になっていきます。また、自分が書いた文章なのに、時間を置いてメモを見ているだけで、自分のことを客観視できるようになります。
・これからが肝心なのですが、あとになって時間ができたときにでも、いままでのメモをザっと見直してみましょう。
・どなたにもおススメできる「ボトムアップ法」     まずは行動から入って、試行錯誤を繰り返していく方法です。
・婚活は、明確な目標が立てにくい性格をしています。ボトムアップ法のほうが、メモのとり方としても楽です。
・頭のなかのシミュレーションでは、婚活の悩みを解決することなどできません。必ずメモに書き出して、冷静になってから見返してください。
・ ネガティブなメモを書き続けてもいいことはないので、少しでも明るくしめくくる工夫をしておきましょ
・「信用できるか否か」は、時間をかけて関係を構築していく上で使う言葉です。メモを見返していて、もし「信用できない」という言葉を多用しているなら、あなた自身が人との接し方を見直したほうがいいかもしれません。
・マイナスの言葉を使わない自分になってきたら、婚活がスムーズに進むかもしれません。
・相手の希望を聞くだけではなく、同時に、その男性とどういった未来が描けそうなのか、想像しながら書いてください。

●妻力
・女性に家庭的な性格を求める男性は多いものです。男性はChapter1で紹介した「妻としてはどうか?」という〝妻力〟を見ているのです。

●長所
・たとえば、料理が得意でも、家庭的な性格とは限らないので、安易にそう自己主張しないこと。こういうときは「料理が得意」と限定し、さらに、では料理のなかで何が得意なのか、どれほどほめられたことがあるのかと、具体的にしぼっていきましょう。  
・得意なことをすべて細かく書き出して、全体で掘り下げておく必要があります。自分の強みを具体的に認識してください。
・自分の魅力は、なるべく正しい情報を、会話の流れを読んで入れてくださいね。
・「私には長所がない」と言うのです。  そういった方には、「では短所でもいいので書いてみてください」 と伝えます。 長所のほかに、短所も知っておく必要がありますし、その短所は、言い方ひとつで長所になることもあるのです。
・よく「料理は得意ではない」と言う方がいますが、私は次のように聞きます。 「ご飯はほとんど毎日、自炊されていますよね?」    ここで「でも、たいしたものはつくっていません」 というご回答が少なくありません。ここから、私は長所に変換させていただきます。
・「それが、すごいことなのです。残っている食材の組み合わせで、料理をつくることができるんですから」    これで、長所になります。
・「友だちが少ない」とお書きになる方がいますが、私は「でも、その少ない友だちとは、長年のつき合いができているということですよね?」とお聞きしています。たいていの方が頷かれるので、これは「1人の人と深くつき合うことができる」 という長所になります。結婚生活において、必須となる魅力ですよね。

●自己分析
・婚活においても、自分の人生を、それも幼少期まで振り返って、人生のターニングポイントを書いておくことは大切です。 幼少期の生き方が、結婚に影響を与えていることも多々あるからです。人によっては、幼少期の記憶があいまいという人もいるでしょうが、可能な限り、5歳くらいから書き始めていくといいと思います。
・なぜ自分がそう思うのかを突き止める

●期限
・婚活には、必ず期限をつけてください。
・女性が婚活市場でもっとも重視される魅力は「若さ」だからです。
・婚活の期間は、半年が最適です。長くて1年。

●進め方
・①出会うことです。どんな出会い方でもかまいません。次に、②何名と出会うか、自分の行動を決めましょう。スケジュールを組んでください。
・結婚できる方は、それほど多くのお見合いを設定しません。「お見合いは数ではない」 ということなのです。
・結婚相談所を利用して結婚される方の平均お見合い数は 10 件程度(最頻値は5〜9件)です。
・①恋愛と結婚は違うと認識すること
・②何度も会うということ(3回は必須)
・③相手のことをある程度スルーすること

●見極め
・「ピンときた」「キュンときた」という恋愛感情を優先しがちですが、結婚相手を選ぶときは、その感情の水面下にある、人間同士の相性 があうか、を見極める必要があります。
・そのためにも、②の「何度も会う」ということも大切です。ここを乗り越えられない人も多いです。 結婚まで到達できる人は、この行為をおこたりません。
・最後に、③の「相手のことをスルーする」は、とくに 30 代になったら意識しなければいけません。 そもそも、相手のことをいろいろ考えて楽しませて、空気を読んで思いやってくれる……そんなコミュニケーション能力に 長けている男女が、婚活市場にどれほどいるのでしょうか?  そんな人は、早々に相手を見つけて結婚しています。「
・女性には、相手の言動をある程度スルーできるかどうかの力が試されます。 少し気に入らないことがあっても、いかに流せるかが重要です。
・「3回は男性とお会いすること」をおススメしました。結婚を意識し始めたら、これまでのマインドを変えていきましょう。 それまでの自分であればデートしなかった、という男性とも積極的に会っていくことです。
・ちなみに、1回や2回で会うのをやめたほうがいいのは、前項の女性みたいに体調に異変があったり、セクハラをされたりしたケースなどです。

●出会い
・【知人の紹介】 いちばん安心できる出会い方だが、うまくいかなかったときに、知人を含めた人間関係が気まずくなることもある。 【合コン】   気軽に楽しく参加できるが、じつは既婚者も多く、一般的には結婚するまでにもっとも時間がかかる出会い方。 【ネット婚活】 ライトに登録してすんなり婚活を始められるが、身元の不安もあり、どのくらいのスパンで結婚できるかは不明。 【お見合い】  身元の保証はあるし、結婚を前提にしているため成婚に近づきやすいが、その分シビアに条件を見られる。

●意識
・この「結婚はマッチング」をよく理解している方は、相手から“選ばれる”ためにはどうしたらいいかを考えるので、成婚率は高い傾向にあります。
・この際、感情だけで判断してはいけません。恋愛感情があなたを間違わせてしまうこともあります。 恋愛と結婚は、別のものと考えて行動したほうがわかりやすく、目的に沿った婚活ができます。
・プロとしてたくさんの結婚をまとめてきた結果、感情だけで選んでいると失敗することも多いと言わざるをえません。 冷静になるためにも、相手の美点と欠点を把握しておきましょう。

●見た目
・「美人かどうかは、結婚できるか否かにまったく関係ない」とう実験結果をご存じでしょうか?
・結婚に大切なのは、自分の立ち位置を把握した上で、ベストを尽くすということ。
・「結婚というのは、他人からの価値評価のたまものですよ」ということ。 つまり、目の前にいる男性が、客観的なあなたの価値評価ということです。 その男性が 50 点なら、あなたも 50 点なのです。
・その彼が「どの夫婦も、だいたい見た目のレベルは釣り合っている」 と言っていました。美女と野獣カップルは「たまにいる」とのこと。
・美男と普通女子のペアは「ほぼありえない」そうです。

●判断
・健康で、仕事をしていて、借金とDVがない男性なら、結婚対象ととらえて問題ないでしょう。

●コミュニケーション
・結局、結婚までいたっていない人は、コミュニケーション能力が低いことが要因だからです。相手が何を言ってほしいかを察することができず、自分発信を優先しがちなのです。
・男性は、女性に比べて、価値観をすり合わせる力が足りません。ちょっとしたひと言で「自分とは合わない」「価値観が違う」と思ってしまいます。
・男性の価値観を知るためにも、会話のメモは重要な作業なのです。
・婚活中に「性格悪い」と思われる 3つのポイント
・①婚活中にほかの男性の話をする
・過去につき合った男性などの話もするべきではありません。比較される気になります。 男性から聞かれたとしても、すべて話す必要はありません。
・②婚活友だちの話をする
・じつは友だちと群れることをよく思わない男性は多いのです。
・ただでさえ引いているのに、さらにその友だちの婚活状況をペラペラ話してはいけません。 男性は単純なので、友だちの行動を「目の前にいるあなたもするのでは?」と勘繰ってしまいます。
・③婚活している理由を親やまわりのせいにする
・素直に自分が結婚したいと言えればいいのですが、婚活する理由をまわりのせいにする人は性格が悪いと思われます。

●割り勘
・お見合いの出会いでいえば、 最近は、割り勘も多くなってきているということは頭に入れておくべき でしょう。
・女性も、ごちそうしていただくのが当然とは思わずに、 少しでもお出しする姿勢を見せているほうが、経済観念がきちんとしていると思われます。

●化粧、スタイリング
・いまの流行りは、顔の中心だけにリキッドファンデを少しのばすくらいにして、顔の側面については、おしろいをパフでたたく程度。 ファンデーションを顔一面に塗ると、顔が大きく見えてしまうそう
・まつ毛は、とにかくビューラーで上げることと、マスカラを根元からきちんとつけて、瞳に光を入れることがポイントだそうです。
・婚活においてはセミロングがベストです。
・自分にはどんなメイクが似合うのか、相手の男性はどんなヘアを喜ぶのかを意識しながら、楽しくヘアメイクをしましょう。
・結婚を考えている男性の多くは、少しひかえめでかわいい服を好みます。
・デザインも、スタンダードなものがベスト。スカートでいえば膝丈のものです。ミニスカートやロングスカートは避けましょう。ワンピースは、誰でもかわいく見せることができる必須アイテムなので、何枚か持っておくと便利です。
・婚活においては、パステルカラーの無地で、カッティングデザインもコンサバティブな、たとえるならアナウンサーが着ている服装を参考にしてください。
・年齢に合わせた服装を心がける
・その一方で、単純でもあります。   出会ってから間もない関係の場合には、単純に、あからさまに綺麗でかわいい服装でデートに臨みましょう。

●恋愛と結婚
・婚活サポートでは、一環して「恋愛と結婚は違うもの」 とお伝えしています。
・30 代の女性は、恋愛感情はそこそこにして、冷静に「この人とは結婚できるか」を優先して考えてくださいね。

●ほか
・婚活がうまくいかない人に共通していることが2つあります。  1つ目は、自分と向き合っていないことで、2つ目は相手の男性と向き合っていないことです。
・結婚している女性のなかには、自分が思ってもいない方と結婚している場合がたくさんあります。「まさか、この人と結婚するとは」「最初は何にも思わなかった」「出会いから数年して巡り巡って結婚した」とか、そんなものです。
・この「恋愛感情がない」ということで、居心地がいい男性との縁を逃してしまう女性はたくさんいます。 そして、気づいたら手遅れになっていたということも……。