読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 

メンタリストDaiGoさんの本。
かつて学習障害じゃないかと心配される程だった著者。
試行錯誤をし独学で慶応大学に入学。
今は一日10~20冊を読書し、様々なことをこなしている。

 

彼の集中力の保ち方が書かれている。

 

読書を沢山こなしていることから知識が多く、どこかで読んだような内容もあるが、集中の方法が多岐に渡るので、色々な方法を把握するのによいと思う。ただ、内容が多岐に渡るため、一つのことを繰り返し書く本に比べ頭に入ってきにくい。
気に入った方法があれば、他の本で掘り下げるとよいのかもしれない。


集中力の源となる前頭葉のウィルパワーについて、ウィルパワーを増やす方法と節約する方法を、さまざまなアプローチから書いている。

 

 

個人的に面白かったのは…
迷う時間を減らすために即断即決と決断せず行動に入れる工夫。
意識だけで成果が変わる。
座るのは15分。など。

 

 


メモ(自分の好きな所だけメモってるので他にもっと方法がある…食べ物とかもあったり):

 

●ウィルパワー
・集中力の源は、前頭葉のウィルパワー/思考や感情をコントロールする力

●無意識
・無意識の行動に「はっ」と気づき、改めるという行動をくり返せばくり返すほどウィルパワーを鍛えることができる
・「なにかを我慢しているとき」や「なにかをしたいと望んでいるとき」にも、ウィルパワーは消費されている
・頭の中で「やりかけのまま」「先延ばし」にしておくと、無意識に気にした状態が続きます。これを「決定疲れ」といい、決定を放置し、後回しにした場合にウィルパワーが消費される現象を指します。つまり人は、行動ではなく「意思決定」で疲れる
・その保留にしたものが決定されるまでの間、ずっとウィルパワーは食われ続けます。だから決断はすぐに下したほうがいい。即決できる仕組みをつくったほうがいい。ちなみに、こういった細かい仕事への対策は、「バッチ処理」という考え方が一番有効

●時間を区切る
・細かい仕事は、1日の終わりなど、どこかの時間にまとめて片づける。コツは、まとめて最後にやること。これが重要
・あらかじめ時間を短く区切り、「もうちょっとやりたかった」「もう少しやれたかな」というところで仕事や勉強を打ち切ってしまう方法
・デッドラインが定まると、そこまでに最低限片づけなければならない仕事量と処理にかかる時間を意識し、発想が変わる

●行動しやすくする
・自分を行動しやすくすること。/「ノートを開く」という決断だけでも、ウィルパワーは消費されてしまう
・つまり、決断をしないで取り組んだほうが、長く粘れるということ。

●脳
・脳が感じる疲労感は単なる思い込み
・最新の脳科学の研究によると、「脳は疲れない」と言われている
・とくに神経の集中している目の疲れを、私たちは「脳の疲れ」と錯覚している

●意識
高齢者関連の単語をたくさん扱ったグループは、他のグループよりも歩く速度が遅くなるという結果が出ました。直接、高齢者や老人という言葉が1つも出てこないのにもかかわらず、高齢者という概念をイメージさせる先行刺激を与えただけで、歩く速度が遅くなるという行動につながったわけです。
・暗示が脳に与える力は非常に強大で、たとえば、日々ネガティブなニュースに多く触れていると気分が落ち込みやすくなるという傾向も明らかになっている
・単に作業するのではなく、その作業が健康にいいと意識するだけで、体の状態すら変わっていくのです。
・どこに意識を向けているかによって同じ時間、同じ作業をしていても成果には大きな差が開きます。

●場所
・集中したい対象以外、「なにもない場所」をつくることで自然と集中力は高まり、勉強も仕事も捗っていきます。
・「アイデアは、天井の高さに比例する」という

●座ること
・1日に何回か、正しい座り姿勢を思い出し、座り直してみる習慣をつくりましょう。一見、疲れそうな座り方ですが、最も合理的に全身に力が分散され、血流が阻害されず、集中力が持続する理想的な姿勢です。
・人は15分以上座っていると、認知能力も集中力も低下して作業効率が落ちていくことがわかっている
・15分に1回のペースで一旦、イスから立ち上がることです。  そのタイミングでイスから立ち上がることで、脳に新しい刺激が伝わり、集中力を持続させる効果が得られます。

●水
・水を飲まないと集中力と記憶力が落ちるという研究報告はいくつもあります。

●気分
・逆に気分が乗っているとき、喜びを感じているときにやってはいけないことがあります。それは人の話を聞くこと。とくにセールスは危険です。「◯◯がある生活をイメージしてください」といったセールストークを受けて、活発になっている創造力が刺激され、素早い意思決定を下してしまう……つまり、勢い良くYESと言ってしまうからです。

●決定
・要するに、持ち物と選択する機会を減らせば、集中力は自動的に上がるということです。
・脳は、行動することによって疲れるのではなく、小さな意思決定の連続によって疲弊していくことは、先にお伝えした通りです。しかも、「今は面倒だから……」と後回しにすると、持続的に疲れが増していきます。これは第1章で述べた「決定疲れ」というもの。無意識下でありながらも、「やらなくちゃ」と意識し続けていくと起きる現象です。やるべきことなら、雑事こそ即時判断することが重要

●運動
・20分の軽い運動をした後の3~4時間は認知能力、集中力や考察力が高まることがわかっている
・むしろ移動時間が長いとき、疲れる仕事があるときほど朝ジムに行きます。仕事が早く終わりますし、頭も心もすっきりした気持ちになる
・20分の運動と同等の効能が期待できるエクササイズを紹介します。それは緑の中を5分ほど散歩する軽い森林浴「グリーンエクササイズ」

●目
・長い時間、目を動かさないことで疲労が蓄積されていく

●最初
・最初の5分間にうまく集中することができると、その後も集中力が続く
・「簡単な作業、解ける問題から取り組むこと」

●朝
・脳は、朝起きてから2時間の間に最もクリエイティブな力を発揮することがわかっている
・朝のゴールデンタイムを自分のためだけに使おう
・早起きしたときの頭はクリアな状態になっています。そこで、「今日が人生最後の日ならどうする」と問うことで、大げさに言えば、この先の人生の目標を思い描くことができる

●ほか
・自分の不安な気持ちを書き出すことには頭のなかをスッキリさせ、集中力を高める働きがある