読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

奇跡の結果 - 極度の用量ビタミンD3ビタミンD3奇跡シリーズ 製薬業界が皆さんに知って欲しくない大秘密 ビタミンD3 (陽光ホルモン) 1日 2万5千 〜 10万 IU 一年の超多量摂取実験の 奇跡的な結果!

作者は海外の一般人で、ビタミンDの多量摂取を個人的に実験しながら、論文などの裏付けを調べたり、作者の考察を述べている。 

本の半分は作者の実験と考察、残り1/4が歴史的な流れと根拠となる論文、残り1/4が作者に寄せられたレビュー(体験記)となっている。

 

ビタミンDは近年流行りで日光に当たると作られる栄養素だが、日焼け止めの流行やインドアな生活様式ビタミンDが不足してるという。ビタミンDは骨関係や免疫調整に関わっているため、あらゆる症状に効く可能性を示唆している。

ビタミンDの多量摂取で問題視される症状については、ビタミンK2不足と言っている。もしくはマグネシウム不足の場合とか。多量摂取する場合はビタミンK2を必ず摂るよう言っているのが他のビタミンDを推奨する本と違うところだと思う。

 

作者が医者でないので私たちが実践する場合は自己責任だが、読み物として面白い。

日本語訳が翻訳ソフトを使ったのかな?というくらい不自然なので若干読みにくさがある。(例えばビタミンD不足で起こる「くる病」が「佝僂病」と表記されていたり、急にラフな話し言葉になったり)

 

 

メモ:

・肥満• 鬱病• 関節炎• リウマチなどの症状はほとんどみなD3不足からきているということが明らかだ!

・1967年以来の記事を検索してみたら、ビタミンD3中毒というものは多量摂取してもめったに起こらないものだということが分かった。

・検索中にもう一つ分かったことは、一般人口のおよそ5%は多量なビタミンD に対して過敏であるということだった。

・最近の学説では、ビタミンD の多量摂取で体がビタミンK2をどんどん使い始めるので、K2がなくなったところで中毒症状が現れるのだそうだ。

ビタミンD3の多量摂取をはじめたい方は、かならずD3に加えて、ビタミンK2のサプリも2〜3倍飲むことを忘れないでいただきたい。

・喘息• 注意欠陥多動性障害(ADHD)• 強皮症(scleroderma) などのような問題や母がいつも戦っていたリウマチ• 鬱病• 静脈瘤• 慢性疲労症候群
・肥満• クローン 病(Crohn’s Disease)• 過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome)• 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis)• 糖尿病の1と2 型• 乾癬• ふけ• 関節炎• 自閉症(そして多分注意欠陥多動性障害• 注意欠陥障害も)• 多発性硬化症(MS)• 筋萎縮性側索硬化症(ALS)• 白血病をふくむ様々なガン• 心臓欠陥• 心臓麻痺• 心臓肥大• 脳梗塞• 気管支炎• 結核• その他の肺欠陥• 幼児性の統合失調症(これは成人性のものに続く)• 慢性閉塞性肺疾患(COPD) や肺気腫帯状疱疹• 全身性エリテマトーデス(lupus)• その他の自己免疫疾患一般• 風邪• アルコール中毒胃潰瘍• 胃炎• 多分ニキビ も• 妊娠合併症• アレルギー• 子供と成人の虫歯• 足底筋膜炎(plantar fasciitis)• 骨粗鬆症などなど …

・普通のレベルは20〜30 ng/mL くらいで、理想的なレベルと言われているのは70〜90 ng/mL あたりだ。150 ng/mL を超えないと中毒症状とは呼ばれないだろう。

ビタミンD3を毎日2万5千〜3 万 IU 飲む方がいい。この摂取量は赤道直下の日光なら30分と同じことである。

ビタミンD3の多量摂取で不足になるのはビタミンK2だけではなく、マグネシウムのこともあるらしい。