読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の人向けだけど、そのライフハックが一般人にも役立つと聞いて購入。
物忘れの多い人やコミュニケーションを取るのが苦手な人は読むと役立つと思う。

個人的にはあまり…かな。でも、読み物としてとても面白かった。

 

発達障害の作者。

「この本は多分自己啓発というジャンルに含まれると思いますが、『自己啓発本なんて読みたくもねえ。表紙を見ただけで吐き気がする』という人たちのために書きました。」

とある。

 

その通り、会社の慣習などを皮肉を交えて書いてありクスっと笑える。

 

作者の独特なワードセンスが面白いのと、本質を突く内容にハッとさせられる。

「すべての会社は『部族』である」とか、他者の親切に「見えない通貨」としてお礼や感謝などの対価を支払わないと怒るとか…クスッと笑えるけどそうだよなあと共感。

  

 

7~8割がライフハックで、後半最後のほうが薬のことや、二次障害の鬱で死にたくなる人向け。これも参考になった。

関係ないけど、先日読んだパニック障害の人も症状がひどいときに何もできなくて死にたくなると書いてあって、精神的なものの行きつく先は同じところなのだろうか?と思ったりした。

 

 

 

 

メモ(最後の方だけ):

●お酒
・正直、睡眠薬とお酒の組み合わせは、覚せい剤よりも危険だと僕は経験的に思っています。
・とにかくアルコールが入っていればいい。どんな場所でもとにかく飲めればいい。こういう態度は、すでにアルコール依存症の一里塚を越えています。

●鬱
・まだ二次障害が発現していない発達障害者の皆さん、あるいは発達障害を疑う皆さんもこのリスクは覚えておいたほうがいいです。そして、二次障害の回避には、とても高い優先度を設定しておくべきです。何せ、命がかかりますから。
・気づけば休日にやるべきことが何ひとつできなくなった、こういうのがうつの手前、「うつ状態」の入口だと僕は確信してい
・「最後に退屈したのはいつだろう?」と考えてみてください。「退屈」というのはエネルギーが余っている状態です。うつ状態の人にはまず生じない状態と言えるでしょう。これが思い出せないなら、あなたには休息が必要です。
・うつのどん底でできることは、服薬して眠る以外に何もない ということです。