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本とマンガの読書感想ブログ

人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

メンタリストDaiGoさんの本。

「本書は、部屋がきれいになることをゴールにした本ではありません。片づけることによって、人生を最大化し、幸福を手に入れるための本です。」

…と本の最初に書いてある通り、片付けとその効果を解説。

 

片付けに使える心理法則や片付けの手順も載っているので、単に片付け目当てでも読み応えあり。

ひたすら論理的に解説しているので、男性や合理的な人にオススメ。
 

 

片付け本は好きで色々読んだけど(風水系、ときめき、断捨離、他)、これは切り口が違い面白かった!

ある程度片付いている人が、更に片づけるのに違う考え方が欲しい、なんて場合もオススメ。

 

 

早速、片付けを始めたところ、今まで捨てられなかった物の判断がサクサク進んでスッキリ。

捨てた理由を書き出したり、どんな生活をしたいかを考えたら自分の好みがよく分かった。好みがわかると人間関係や時間の使いかたの好みも分かってくるわけで、ちょっと目から鱗だった。今後に色々と役に立ちそう。

読んでよかった。

  

  

メモ:

・結論からいうと、人間は選択肢が3つ以内でないと即決ができません。

・人間は、とりかかるときに必要な時間を 20 秒短縮するだけで、それを習慣化できる。逆に、 20 秒余計に時間がかかるようにするだけで、習慣をやめられる――。

・そこで何をするか、という観点からモノの配置を決めていくと、極端にいえば、行動に関係ないモノはすべて処分できることになります。

・整理に手間がかかったり、メンテナンスが面倒だったりするモノを減らすことで、大きな時間が生まれるのです。

・片づけで人生を変えたいのなら、管理するのに細かい手間がかかるようなモノは、まとめて捨てるべきなのです。

・持っていることでお金や時間、感動といったリターンを生まないモノは捨てる。あるいはそもそも買わない、

・最初から、いらないモノに目を向けるのはやめましょう。むしろ、片づけを必要なモノに目を向ける練習の機会にするべきです。

・ちょっといいからといって残しておくと、モノが増えて、本当にいいモノがわかりにくくなってしまう からです。

・この「減らす片づけ」のワナには気をつけたいところです。減らすことが目的ではなく、時間や集中力を増やすことが片づけの目的なのですから。

・「モノは所有することでなく、使用することによって幸福を生む」 が原則です。

・必要になるかもしれないから残しておく、とは結局のところ、不要なものを環境に選ばされているだけです。環境に選ばされている人は、自分で意思決定ができないということですから、まわりに流される人生を送ることになります。

●捨てる思考法
質問1:「いったん捨てたとして、これを買い直すか?」(買い直し思考)
質問2:「長期旅行に持って行きたいモノか?」(トラベラー思考)
質問3:「誰かが買ってくれるとしたら売るか?」(ネットオークション思考)
質問4:「あの日に戻れたとして、やはりこれを買うか?」(タイムトラベル思考)
質問5:「お金が無限にあったら、本当にこれを買うか?」(大富豪思考)
質問6:「これを何回我慢すれば、ほしいモノが買えるか?」(ほしいモノ変換思考)
質問7:「3年、5年、 10 年経っても必要か?」(ロングスパン思考)

・コレクションを整理したい、圧縮したいと考えている人は、「全部捨てた」と考えてみるのがオススメです。

・「ここはお店だ。服を売っているお店だ」と自分に5回くらい言い聞かせてください。それから、そこにある服のうち、自分が買いたいモノだけを選んでいくのです。

・「あの日に戻れたら、もう買わない」というモノがあったら、それを処分するだけではなくて、記録を残しておくようにします。

・次の2点に絞って、大富豪思考を発動するという使い方をおすすめします。 ● 自分が無駄に買いすぎてしまう種類のモノ(洋服、文具など) ● 自分がつい無駄遣いをしてしまう場面(100円ショップに行ったとき、ホームセンターに行ったとき、カメラの専門店に行ったときなど)

・必要なモノを選ぶプロセスを通じて、自分の価値観や、モノを選ぶときにとる思考のクセ、成功や失敗の傾向、といったものを深く掘り下げることができる、

●維持
習慣1:1イン2アウト
習慣2:一日一与
習慣3:5秒以内に元に戻せるルール
習慣4:6割収納ルール
習慣5:数量限定
習慣6:写真暗示
習慣7:自然に片づく小技の活用

・そこまで服に興味がない、という人なら、どんな自分になりたいかを考えるのがいいでしょう。

・部屋の中で1か所だけ、 いつでも完璧にきれいになっている「聖域」 をつくっておきましょう。

・ 理想的な「聖域」があることで、人は無意識のうちにそこに合わせて家の中を整えようとするのです。

・ 荷物の重さがメンタルに与える影響は思った以上に大きい のです。

・限られたワードローブには、どんな服を選ぶべきでしょうか。  これについては「着やすい服」か「高級な服」の、どちらかを選ぶこと を原則にしてください。

・特に、着る服の色を限定するのはおすすめです。

・色の選択は、「自分のテーマカラー+合わせやすい色」 に

・私がおすすめするのは、しまう収納をやめましょう、ということです。しまうのではなく、飾る収納にするのです。この 飾る収納を理解するためには、 ホテルの部屋をイメージするといいでしょう。

・少量のいいモノに統一、という原則は忘れないこと。

・心理学者が「時間汚染」と名づけている現象があります。  何かをするときに、同時に別のことをやったり、別のことに意識が向いたりして、目の前のことに集中していない心理状態です。

・時間汚染が起きているとき、人間は安らいでいる感覚を得ることができません。

マルチタスクは時間汚染を生むだけで、何もいいことはありません。とっとと捨ててしまうべき習慣です。

・仕事以外では、運動や勉強などの日課を評価するのもおすすめです。

・スケジュール帳には、「予定」だけでなく、「評価」を書き込む。 「評価」をフィードバックして、今後の行動に生かそう。


①「理想の一日」を考える、
②「何をしているときが一番楽しいか」を考えてみる、
③1時間ごとに一日の行動と思考を記録する、


1~2週 自分を見つめる
3~4週 モノを絞って生活してみる
5~6週 いらないモノを捨てる
7~8週 新しい人生を味わい、挑戦する