読んだ備忘ログ

本とマンガの読書感想ブログ

あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由

私は妊娠する年齢ではないけれど婦人科の病気があるので、生理痛などの改善に役立つかも…という期待で読んでみた。

 

面白かった♪

一般的に良いと言われてることが人によって良くなかったり、なんとなく思い込んでることが間違いだったりと、婦人科医が食事や生活習慣について色々と書いている。

 

一番衝撃だったのは大豆食品の摂りすぎで排卵しなくなる可能性があること。
大豆食品は女性ホルモンと似た働きをするので良いイメージがありビックリ。

また、大豆食品を摂っても女性ホルモンに似た働きをするエクオールが作れるかは個人の腸内細菌によるので、摂っても意味がない人もいるとある。

これは聞いたことがあり検査したことがあるけど、私はあまり作れないほうだった。
作れなかったら無理に摂る必要もないし、作れても摂りすぎはいけないしで、バランスだなと思った。でも大豆食品大好きなので、むしろエクオールをあまり作れないほうでよかったのかもと今回読んで思ったりして…。(ちなみに本には載ってないけど検査した所では普段摂ってると作れるようになる人もいるとあったので一概には何とも言えない…)

あとは、アルコールを飲む男性は妊娠に影響があるとか、不妊の原因で男性のみに原因は24%、男女ともにが24%と意外と男性の影響も多いことが勉強になった。


自分でできることばかりなので、不妊に限らず婦人科系に不調のある人は読むと面白いかも。妊娠できる身体=健康…に近いと思うので。

個人的に思い当たることも多々あり、書いてあることが実際に改善に繋がったこともあるので、このまま続けようと思ったり、やってみようと思った。

 

 

目次の一部(一部略)メモ↓

目次:

・女性ホルモンを増やすために、積極的に大豆食品を食べている
・ビタミンが豊富な果物をたくさん食べている
・スイーツを食べることが習慣になっている
・肉を控えて魚を食べるようにしている
・調理済みサラダや野菜ジュースを活用している
・糖質を制限するため炭水化物を避けている
・バターよりも植物性のマーガリンを使っている

・和食よりも洋食を好んで食べている
・たまにプチ断食を実践している
・お酒は妊娠してから控えようと思っている
・油はなるべく使わない
・大手メーカーのサプリメントを摂っている

・体を動かす機会がなく、運動もあまりしていない
・ゆるやかな運動よりも、激しい運動がすきだ
・日焼けしないよう気を付けている
・太っているほうが安産になると思っている

・仕事で昼夜が逆転する日がある
・妊活のために仕事を辞めようと思っている
・妊活仲間と常に情報を交換している
・熱いお風呂に入るのが好きだ

・長い間、歯医者に行っていない

ほか

 

 

メモ:

●大豆食品
・妊娠を望む女性にとっても、エストロゲンは必要ですが、大豆イソフラボンを過剰に摂取してしまうのは、じつは問題があります。 脳が「エストロゲンがいっぱいあるぞ」と判断すると、排卵しなくなってしまう 可能性もあるからです。
・一日1杯の豆乳を飲むくらいでは問題ありませんが、朝も昼も夜もと頑張って大豆食品を摂取するのはおすすめできません。
大豆イソフラボンの摂取量の上限が定められています。一日の摂取目安量の上限値は 70 ~ 75 ㎎、トクホやサプリメントなどで追加摂取する際の上限値は 30 ㎎です。
イソフラボンを摂取すると、腸内細菌がエクオールという物質をつくり、このエクオールが女性ホルモンに似た働きをしてくれます。しかし、このエクオールはすべての人がつくれるわけではなく、日本人の場合は約半数の人がつくれていないという結果があるのです。

●血糖値
・果物を食べると血糖値が上昇し(血糖値の話は第2章で詳しく述べます)、糖化作用(余分な糖質が体内のタンパク質などと結びついて、細胞を劣化させる)が起こって、臓器を老化させることにつながります。臓器には卵巣も含まれるので、ひいては卵子の老化にも結びついてしまうのです。
・血糖値を急激に上げないためにも、果物は空腹時にいきなり食べるのは避け、食後のデザートとして少し食べる程度がおすすめです。
・おやつは原則禁止! と言いたいところですが、
・野菜やタンパク質を先に食べると、血糖値がゆるやかにしか上がらないので、満腹感が得られます。最後に炭水化物を食べると、すでにお腹が満たされているので、たくさん食べることもなくなります。  果物も血糖値を一気に上げるので、最後に食べるのがいいでしょう。

●肉と鉄分
・赤身肉の優れている点は、なんといっても鉄分の豊富さです。
・鉄分が不足していると卵子の質が下がり、妊娠率も下がることがわかっています。ですから魚ばかり食べないで、肉もしっかり食べて、鉄分を補給してほしいのです。

糖質制限
・ 炭水化物が不足すると、低血糖を起こし、エネルギー不足で脳をはじめ臓器が働かなくなるので、日常生活にも影響してしまいます。もちろん卵巣にも悪影響を及ぼし、卵子の働きも悪くなります。

●マーガリンなど
・では、「 トランス脂肪酸排卵に悪影響があり、不妊症の原因のひとつになっている可能性がある」とされています。トランス脂肪酸の過剰摂取で女性の子宮内膜症の発症リスクが高くなるという報告もあります。

●アルコール
・この結果からわかるのは、アルコールは確実に妊娠率に影響し、しかも女性だけでなく、男性のアルコール摂取も関係があるということです。子どもが欲しければ、夫婦ともども極力お酒は控えたほうがいいのです。

●運動
・妊娠したい女性にとって運動不足は大敵なのです。
・週に1時間運動する時間を増やすと、排卵障害が7%ずつ改善する という報告もあります
・運動すると排卵率がよくなるのは、まず第一に体脂肪が減るからです。とくにお腹に脂肪がついていると、もともと狭いところにある子宮や卵巣のスペースがますますなくなってしまいます。開腹の手術をするとわかるのですが、太っている方はみんな子宮や卵巣が小さいのです。脂肪に圧迫されて血行が悪くなり、子宮や卵巣が小さくなることが、妊娠率が下がってしまう一因と考えられています。
・運動することは血流改善をもたらします。
・妊娠を目指す方がこれから運動するなら、ウォーキングやゆったりとしたサイクリングなど、激しすぎない程度のものがおすすめです。

●体重、体脂肪
・そもそも体脂肪が少なすぎると、体はエネルギーが不足していると判断し、エネルギー節約のために自分の生命維持と関係がない排卵をストップさせてしまいます。
・女性の場合、体脂肪率が 17%以下、BMIが 17・5以下で半数以上の人が無月経になるというデータもあります。健康的な女性の体脂肪率は 20 ~ 30%とされています。
BMIが 25 以上になると、排卵障害が起こりやすくなり、排卵していても卵子の質が下がってしまうからです。

●睡眠
メラトニンには抗酸化作用があります。 それはビタミンEの2倍もの作用があり、卵子の老化を防いでくれるのです。 ですから、妊活中の方はメラトニンをたくさん分泌させることが大切になります。一般にメラトニンの分泌は 22 時くらいから高くなっていき、0~2時頃にピークを迎えて、朝にかけて下降していきます。メラトニンが分泌され始めたときに、起きていると、分泌が妨げられてしまいます。
アメリカの9万人弱の看護師を対象とした調査では、5年以上夜勤を続けた看護師は、不妊症を伴う子宮内膜症にかかるリスクが、日勤の看護師よりも高いことがわかっています。

●ほか
・マッサージやリフレクソロジーに行って血行を促進し、温めてもらうのもおすすめです。
・私のクリニックでの不妊治療と並行して、リフレクソロジー(1回 60 分以上)を1カ月に2回以上、3カ月以上継続して受けてくださった方の妊娠データは

・この歯周病菌がプロスタグランジンという子宮収縮作用を持つ物質を発生させ、早産や低出生体重児の発生につながってしまうのです。
・妊娠前であっても歯周病菌が増えると、免疫やホルモンバランスに影響を及ぼす可能性があり、生殖機能の低下が懸念されています。

不妊の原因が、「女性のみにある」が 41%、「男性のみにある」が 24%、「男女ともにある」が 24%となっています。つまり、不妊のカップルでは、男性の約半数に異常があるということなのです。